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エッセイ

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エッセイや雑感、色々なお話♪
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今日はもうお夕飯抜きだよッ

おとといの夜のことだ。 父が湖池屋のポテチばかりを3種類も買ってきたのだ。えええ、こんなに食べたらダメじゃない。といいつつ食べてしまった。 濃いめののり塩は美味しかったのだけれど、アミノ酸の、味の素のような後味が気になり、そういえばカルビーはどうだったかな? わたし、もしかしたらカルビー派なのかも? と、こんな投稿をFacebookに投下したのであった。 くだらなすぎる。実にくだらない。 こういうくだらない投稿をデカ文字にするのは止めてくださいMeta様。 しかしこのし

勇気がないなら、ないなりに行こう

先日、自主レーベルからリリースした3枚目のアルバムを再販しますとお知らせしたけれど、そこに「勇気がなかった」と書いたの。 何かを始めるのも、止めるのも、なんにしても違うことをする時は「選択」が伴うから勇気がいる。人生はその連続でできているけれど、できれば後悔したくない、失敗したくないから、逡巡して、決断できなかったりするね。 わたしはそういう時、なんだかんだ理由をつけて先延ばしにしちゃう。忙しくてさ。最近はCD売れないしさ。なんて言ってみたり、違うことを頑張ってみたりして

みんなそれぞれ特化型

8/31に開催(台風のため9/22に延期になりました)する、藤沢市のヴィーガンカフェ inacujira(いなくじら)でのライブのためのリハーサルしてきましたよん(詳細やご予約はこちらから) 大正時代に建てられた古民家は、元々は診療所だったのだそう。中庭で3棟が繋がっていて、カフェのほかネイルサロンやお花屋さんがテナントで入っています。とっても風情のある建物。 ヴァイオリンの真衣子さんとは干支一回りするくらい前には知り合っていて一緒に演奏しているけれど、パーティーだったの

作詞のお話2・歌謡曲をイメージした男歌と秋元康さんの教え

歌謡曲の雰囲気をイメージした「流星ピアス」1回目の作詞のお話「海辺のカフェの水曜日」、から、すんっっっっごく時間が空いてしまいました。これ下書きに入れたまま、投稿していなかったんだわ(という記事がいっぱいあるので、掘り起こしていきます。笑) 1回目はこちら。 次は同じく、昨年2020年に日本コロムビアからリリースした配信限定シングル、「流星ピアス」のことを書いてみようと思います(^^) ブラジル音楽専門ピアニストの今井亮太郎さんが作曲、歌詞と歌唱はわたしKaren To

¥200

わたしは、どう生きるか。

ありのままで、という言葉はよく聞くけれど、なかなか実際には難しい。ワガママとアリノママ、どう違うのだろう。わたしの場合は、トラウマやいつの間にかできてしまった "出所のわからない常識フィルター" みたいなものが何枚もあった。でもその常識も「自分が生きてきた中の」ものでしかないものね。 たぶん「本当の自分」なんて自分でもきっとよく分からない。誰かの前で繕ってしまうのも、開くのも閉じるのも、フィルターをかけるのも、それだって自分なのだから… どういう訳かわたしは、「なんでモヤ

シータなの貞子なのどっちが好きなの?

見ろ!汗が滝のようだ! と、蒸し暑いラピュタでムスカも言ったとか言ってないとか。もはやお化粧もドロドロのシータ(よわい48)です。誰だい? 今、ドーラだろって言ったのは!? 40秒間土下座しなっ。 暑くてドロドロのときとか 疲れ果ててなんとか歩いてるときとか そういう、虚無または殺気だってるときに限って、なんだか誰かに見かけられる気がします。 「かれんさん見かけたけど、あまりに疲れた顔してたから、ちょっと声かけられなかった」 とか 「あまりに大変そう(大荷物)だったから」

セミも蝶々も宝ものだったあの日を思い出した、小学校公演の日。

先日、とある小学校で演奏してきましたよん。 子どもたちの元気いっぱいの声にわたしも元気をもらいました。みんな個性豊かで、とっても楽しかったなぁ。可愛かったな〜! イパネマの娘や、鳴き声シリーズでo pato(ガチョウのサンバ)、A rã(かえる)などボサノヴァを4曲歌いましたが、日本語歌詞も作ってポルトガル語と両方うたいました。どっちが良かったんだろうなぁ。知らない国の言葉も楽しんでもらえてたらいいな…。「英語みたい〜」「???」な反応だったけど、英語みたい、っていうこと

あなたにとって成功とはなんですか

先日ラジオに出演させていただいた時のこと。 いくつかの質問が書かれたカードを1枚引いて、それに答えるというコーナーで 「あなたにとって成功とはなんですか」 という質問カードを引いたの。 たくさん稼げる、有名になる、なんていうのは分かりやすいかもしれない。でもわたしはどうだろう…? そういうのも、あればもちろん嬉しいけれど、それが本当に心から望む「成功」かなあ。 自分が頭の中で描いている音、ステージを、想像の世界を、より忠実に形にできる技術、時間、体力が欲しい。だからわたし

むくみすぎて……夏。

暑すぎて、アイスがはかどりすぎる。めっちゃ太っ……いやこれは浮腫みである。肉じゃない。ないはずだ。……あら、共感の声がどこからか聞こえるわ。 この月末は、ライブ、パーティー、学校公演と続いています。そのうちお知らせできるのは7月24日の日本橋だけなんだけれど(詳細はこちら。8月以降もよかったらみてね♪)短期間で演奏できるようにしないといけない曲がもろもろあるので、頑張りとうございまする。 合間に少しずつ、メンバーシップに参加してくださってる皆さんへの「1年まんなか・小さな

歳を取ることは、宝だ。

今月一つ、歳を取った。 小さな不具合はあっても、大病せずに演奏でドタバタと過ぎてゆくのは幸せなことだなあと、今年は特に実感している。ライブ本番の数日前、母が救急搬送されるという緊急事態があったから余計にそう思う。検査の結果、入院もなく無事に帰宅できたのでホッとした。健康一番、お金じゃ買えないね。自分ではどうしようもない部分もあるけれど、だからこそ感謝感謝。 人はどうして、若さを重要視するのだろう。 もちろん自分もそういうところがあって、10年前の動画と今の映像を見ると、たる

わたしに光をくれた、天使のおじちゃん / 佐々木昭一郎監督

「それはなんの楽器?バイオリン?」 いやいや、いくらなんでもバイオリンて! おじちゃんたら、お話ししたいのかしら……。 「ギターですよ〜」 2010年の冬だったか、あの日、私はとても疲れていた。 離婚に向けて夫と別居していた時期。平行線のやりとりに疲れ果てていた頃だった。それでも笑顔で歌って、楽器を担いでエネルギーゼロの帰り道。 少し自分を労わろうと、新宿と江ノ島を結ぶ特急ロマンスカーの切符を買って、電車に乗った。だから話しかけられた時は、「寝たいのにぃ…」というのが本

多様な海の中の小さな世界

インスタのスレッズはXより閉塞感を感じて辞めちゃったんだけど、ちょい見せが出てくると気になるねぇ。笑 (スレッズできてから、インスタの治安ちょっと悪くなったと感じるのわたしだけかしら) 誰かが誰かの言葉や行動を、ネガティブに監視し合うような感じにならないように、自分だけの正義を強化しないように、優しくSNSを使えたらいいなぁ、なんて思うこの頃です。 ありとあらゆる情報が流れて、どれが本物でどれが偽物かの区別も難しいほどの今。 世の中は、多様性、確かにそうなってきている。

わたしのお守り。垣間見た、一流の人たちの言葉と姿勢

テレビを見ていたら、デビューの頃にNHKの歌番組に出演した日のことを思い出したので、少し書いてみようと思います。もう20年前ですね! デビューして2年目の時(2004年)に、出演することになった歌番組。新人は私だけで、錚々たる方々ばかりだったの。メインコーナーは布施明さん、ささきいさおさん、田辺靖雄さん、九重佑三子さん、渡辺真知子さん、森口博子さん……。わたしの出演するコーナーはその方々とは別で、夏のボサノヴァコーナー。ご一緒するのはマルシアさん、マリーンさん、南佳孝さん。

誰かのチカラを借りることを自分に許したい

とにかく昔から、お世話になっている方々から言われることがあって。それは 「ひとりでやろうとするな、もっと周りの人を頼れ」 というもの。ずっとずっと言われてきたのだけれど、どうしたらいいか分からなかったの。申し訳ない、自分にはそんな価値はない、お返しできるものなんて何もない……と思っていたから。 それではダメだと頭では分かっていても、自信がなくて。元々、甘えたり頼ったりがとても下手な性格。でも、1人で抱えてしまうと広がらないんだ、自分の持っているものを削るばかりでは限界が