黒板の文字が書き写せない
生まれた時から、視力検査には全く問題がありませんでしたが、
「この子、本当に目が見えているのかな?」
と不安がありました。
病院や小学校入学の視力検査でも問題なし。スポーツ(習い事)も出来ている。
そんな状態だと、「見えてない」と感じることが不思議に思われるでしょう。
それでもずっと疑問があり、私の母(子どもにとってはおばあちゃん)も「見えてるか?」と疑問に思っていました。
なぜそう思っていたかというと、
身近にいる視力に障害がある方や、昔、母とテレビでよく見ていた目が見えないという有名な方と目の周りの雰囲気がとてもよく似ていたからです。
なぜ似ていたのかはおいおい分かってくるのですが。
小学校2年の時に、夫が亡くなり、つまり、幼稚園の時から闘病に入ったので、ゆっくり勉強を見るなどという時間は全くとれなかったのですが、子どもが3年生になり始めて、学校のノートやテストをじっくり腰を据えて向き合える時間ができるようになり、今回のタイトルの「黒板の文字が書き写せない」という問題に気が付きました。
授業のノートがほぼ真っ白。書かれている文章も途中で終わっている。
「ノート書かないの?」
「書いてる途中に消される」
「先生が消すの早いの?書くの遅い?」
「う~ん・・・わからん。」
解答欄が多いテストも、解答欄がだんだん混ざってくるらしくずれていくとのこと。
眼科検診では、「乱視の傾向はありますが、眼鏡をかけるほどではないです。」との診断。私も乱視、夫も眼鏡(近視に乱視)をかけていたので、まぁ、遺伝的にもおかしくないと納得させていました。
そんな折、友人がビジョントレーニングを子どにも始めた。と聞き、
「ぜひ、紹介して!」と伝えて即先生に連絡。
数週間の後(予約が込み合っていたので予約が取れるまで時間がかかりました)、ようやく診断に伺えました。
懸念通り、目の周りの筋肉がうまく使えていないことで起こっていたLD(学習障害)と、ディスレクシア傾向でした。(ディスレクシアとは、文字が読めない、認識できないという特性です。あえてここでは特性と書かせていただいてます)
目の見えない人の目の雰囲気に似ていると感じていた原因は、この目の周りの筋肉が発達していないことによる筋力不足が原因でした。
ディスレクシアについては、夫が大学で講師をしていたので、生徒さんの中にもおられるため、ディスレクシアの文献が自宅に数冊あり私も読んでいたうえに、どのような症状が生徒さんに現れているのか聞いていたのですぐに理解できました。
そもそもADHD傾向があったため、突発的に走り出すので危険ではありましたが、加えて目の前のものしか見えていない目の特性もあり、危なくてしかたない状態。小学校でも鈍くみられるのに、突然ボール追いかけて入ってきたりするようなことがあり、疎ましく思う子もいて少しトラブルも起こっていました。(先生がしっかりされていたので、子どもたち同士できちんと解決してくださってました)
そこからビジョントレーニングを積み、他にも家でできるLD対策などをしたので、本人の努力もあり、中学受験も経て、特待生をいただき、クラスで平均点にいます。
相変わらず落ち着きはないですが、年々自分でも調整できていますし、何より、通常よりハードにスポーツ(現在、ジュニアアスリートです)をすることにより、自宅では疲れているので動かない。という状況。
家では座ってます。
はっきりいって、子どもがADHD気味だったり多動気味だとマンションで住めない。という悩みがあります。
一日中、走って飛んでを繰り返しています。
多くの子どもが、グレーゾーンで、○○気味、○○傾向なので療育などで治療をうけるというところまではいかず、ただただご自宅でサポートしてくださいと言われたり、場合によっては学校の先生にとても悪く言われてしまう。
そんな状況だと思います。
少しでもそんな皆さんの育児のサポートができればと思って日々過ごしています。
発達や成長サポートの順をきっちり追うことで、親子でとっても楽に過ごすことができるようになったので、ぜひ、お伝えしていきたいなと思っています。
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ワークシート』を無料配布中ですが、ぜひ、受け取っていただき、
体験セッションを受けていただければと思います。
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