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成績以外を工夫するだけで中学受験に合格できるのか?

子どもの受験について皆さんはどんな考えをお持ちですか?

私自身、小学校受験(いわゆるお受験)をし、中学、高校と内部進学、大学受験(美大)の後、3回生の時に公立芸大を受験(私立芸大で学んでいた学部がようやく公立芸大にできたので)、また1回生からスタートしました。

なので、受験について抵抗もなく、特に苦労したことも実際のとこをあまりなく、自分の周りの友人たちも受験をクリアしてきた人ばかりなので、正直、暴れたり、辛くなる受験を経験しておらず偉そうなことが言える立場ではないとは思っています。

とはいえ、20代からスタートした家庭教師(もちろんはじめはアルバイトでしたが)、個別指導塾での指導経験を経て、中学受験、高校受験、大学受験まで経験してきました。

自分の息子たちが受験するタイミングになり、初めて偏差値や勉強だけでなく、データ(以下の箇条書きの部分のこと)として中学校をとらえてみることにしてみました。

何が何でも私立というわけではなく、もちろん公立進学も視野にいれつつ、

・どんな学校が同じ県内にあるのか?
・どんな学校が近県にあるのか?
・どんな校風なのか?
・何を教育の軸として学校運営をしているのか?
・中学受験をすると高校も一貫となるが、高校の時の授業の内容は?
・どこの大学進学するの?
・じっさいの倍率は?
・入学時の偏差値と高校入学時、卒業時で学力はどのくらいアップするのか?
・宗教教育はあるの?
・男女の比率は?
・学費は?そして支払い方は?
・交通手段は?
・大学への指定校推薦は中学入学でも可能?
・高校になった時に希望する部活に入ることは可能?

などなど。
考えてみればチェック項目が多岐にわたることに気が付きました。
今回は特に中学受験について書きますね。

どんな学校が居住圏にあるかご存じですか?
私の住んでいる家の周りは、ともかく私学も多く、公立校も充実している非常に恵まれた地域といえます。偏差値も70超えの中学から、50前後の中学までそろっています。
本人の学力はさておき、どんな学校があってどんな魅力があるのかを探すべく、学校見学に行きました。
大切なのは、まだ中学生、成長途中ですので、睡眠が長くとれる通学範囲、可能なら自転車通学が認められているなど、通学に関する点は3年間継続して通えるかの上でとても大切です。

近県の学校については、学校フェアを活用しました。
隣の府県の学校フェアに行き、居住区の学校とのカラーの違い、特色の違いがよくわかりました。
居住区は小学校も私立が多く、一定数内部進学があるため、外部からの受け入れ人数が少ないなどありましたが、近県は、もっと学校が多いので、学校フェアで一気に色んな先生にお話しできるのはビッグチャンス。
親子づれでフェアにこられてるのですが、お母さんが多いですが、ぜひ、お父さんも一緒に行って欲しい。校長先生、教頭先生が来られている学校も多いですので、直接お話を聞ける貴重な機会です。

まさか、学費の支払い方にバリエーションがこんなにあるとは!
あの超有名学校の学費がまさかの2万円(月)代とは!

と驚くことがいっぱいありました。(お金中心ですみません。しかし我が家シングル家庭なのでお金のことには敏感です)

息子とは4年生の時から学校見学ができたので、本人が通うので、本人をつれて毎週くらい色んな学校へ見学に行きました。

公立中学の説明だけは、本人も私も眠くなってしまい(問題外)申し訳なく、県内で有名な学校のプレゼンは子どもも親もワクワクするプレゼンで先生のプレゼン慣れに驚きました。

項目それぞれの細かいお話を書きたいところですが、長くなるので今回は割愛。

成績以外を工夫するだけで中学受験に合格できるのか?

という本題ですが、

ある意味可能。
ただし、
一定の基礎学力を伴うこと、偏差値65以上の学校は通用しない。この2点を踏まえることが条件です。
一定の基礎学力とは?ということですが、これは、私立小学校通学であれば学年平均以上は欲しいところ。(私立小学校とはいえ、小学校自体の偏差値はピンキリです。が、平均点はおさえてほしい)
公立小学校でも、やはりできれば平均は欲しいところです。

しかし、学校の通知表には1か2しかついたことがない。
実は、これは、学校の立地、通う子どもの集団母数、公立小学校であっても大半が中学受験をする地域にある などなど、成績表に掲載される際の評価の方法の問題が大きく含まれており、実際に校内や一般模試においてテストをするとかなり点数がとれるにも関わらず、成績表の配点が良くない。という意味です。決して勉強ができないという意味ではございませんので、ご理解いただけますと幸いです。
つまり、成績表だけをみて、ため息をつかれる親御さんも大変多いのですが、実力が伴えば受験をクリアできるので、学校の通知表はあまり重要ではなく、また、同時に学校の成績が常にオール5(小学校だと3が最高の場合も)だからといって安心材料になるわけでは決してないです。
学校の先生が何をどう見て判断するかというのは、学校のカラーもありますし、例えば、クラス全員が常に100点を取るようなクラスで、自分だけが70点代だと評定が下がってしまう。ということも多々あるので、基礎は理解していて、応用問題にミスがあるだけでも3がつかない。という現実もあります。なので、模試を利用したり、ご家庭での学習の様子を見ながら、本当に基礎が分かっていないのか?学校のレベルの問題なのかをきっちり把握したうえで見ていくこともとても大事だと感じます。

偏差値65以上の学校はやはり、試験内容にかなり特色もでてきますし、応用問題を解く力が身についていないと厳しいかと思います。
(しかし、それでも合格の可能性は実はありますが・・・)
偏差値70以上はデータと戦略だけでは無理なので、しっかり勉強してください。としか言いようがありません。ごめんなさい。

模試の点数については、参考には確かになりますが、直前まで判定が芳しくなかったけれど、公立難関校に合格した例や、模試や過去問での正答率も高くかったにもかかわらず、結果ダメだったなど、色々な状況がありますので、内申点や、作文、面接などが比較的大きな割合で配分される学校は正直読めない部分も多くあります。

私がさせていただいている講座では、志望校の選び方から、パンフレットの読み方、データブックの見方、学校フェアや学校見学で先生に聞いておきたい質問内容などをお子様と、親御さんの強みを活かし組み立てていきます。
実際に親御さんとしてお子様をどうサポートしていくのかをお伝えする講座となっております。

もちろん、公立小学校、公立中学校も特色のある学校が今は多くできていますので、同一県内で引っ越しできるなど動きに制限がないご家庭はそれも視野に考えることも可能とも思います。同じ公立の学校でも、この学校では不登校になっていたけれど、隣の区の公立学校に転校したら通えるようになったという例もみています。

受験推奨ではないですが、学校嫌い、不登校になる前に、自分に合ってる学校を探してみるということも視野に入れては良いのではないかな。と感じています。特に発育に凸凹がある方ほど、中学受験はともかく、高校受験の際などにもぜひ検討していただければと思います。

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