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パパと泣きながら歩いて行った、新学期8日目。

昨夜、雷と大雨が怖くて寝るのが遅くなってしまったため、今朝はぐずるだろうなぁと覚悟していた。

意外にも、いつも通り用意をしていたけれど、玄関を出る5分前から様子がおかしい…。

だんまり、涙、頑なに靴を履かない。

朝ごはんの時からスポーツテストの話題が出て、姉も嫌がっている様子で、それが漠然とした「なんとなく、全部、嫌」につながった模様。

きっと息子の中ではいろいろな葛藤があったのだろう。一度スイッチが入ると、体が動かないよう。言葉も出なくなる。

そんな息子の不穏な感情と戦っている姿に、私はいつも耐えられない。学校に行けなかったときのことを思い出すし、またそうなるんじゃないかと不安になるし、なにより分団の子たちに早く伝えに行かなきゃいけないし…。つい焦らせる言葉を言ってしまったり、キツく当たってしまったり。

今朝は旦那さんに余裕があったので、そんな私と息子をなだめ、息子を連れ出してくれた。

車で行くか、歩いて行くか、の選択に、息子は歩いて行く選択をした。

それだけでも偉いのに。褒めたいけど、今私が声をかけたら甘えてやっぱり行けないかもしれない。そんなことを考えたら、行ってらっしゃい、としか言えなかった。息子も、私の方を見ることはなく、黙って前だけを見て歩いていった。


小学校に電話すると、昨年の担任の先生が出た。
「頑張り続けるって、難しいですよね」との先生の言葉に、頑張り続けてほしいのはやまやまだけど、そっか、そうだよな、難しいことだよな、と納得。

ギリギリまで頑張り続けることができてしまう私。でも、その結果、仕事をばっさり切り捨ててしまった。適度に休息を挟んでいたら、細く長く、頑張り続けられたのかもしれない。
私だって頑張り続けることは不可能なんだ。

帰ってきた旦那さんに話を聞くと、息子は「渋々」行ったそう。教室までついて行くと、クラスの女の子が「一時間目くらいまでいてあげるといいんだよ」と、私がしていたことを教えてくれたそう!しっかりしてる!


泣いている息子に対して「どうして顔赤いの?泣いたの?何で?」って聞いてくる子もいれば、「どうしたの?学校嫌やったの?」と聞いてくれる子もいる。面倒なことも多いだろうけど、やっぱり仲間の中で生きてほしい。


息子が帰ってきたら、キツく当たってしまったことをちゃんと謝ろう。そして、今のあなたなら学校で楽しく過ごせる、大丈夫、と私が思っていることを伝えよう。

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