広瀬すずのウルフカットに最後まで慣れない『四月は君の嘘』

画像1

最近、広瀬すず作品が大放出されていてありがたい。さくさくと観る。青春モノ×〇〇モノ、の範疇は出ないけど、まあ悪くはなかった、感じかなあ。

でも何か、作品内容よりもどうしても広瀬すずのビジュアルの方が印象に残っている……笑 

タイトルにある通り、広瀬すずの茶髪ウルフカットに最後まで慣れない!いや本当に、全然、似合ってなくない?と思ったら原作のビジュアルに合わせてるんですね、なるほど、なんだけど。普通にもうちょっと俳優素材を活かしてもいいのでは……というレベルで髪の色も髪型もメイクも似合ってなくてびびった。そんなギャルみたいな青みピンクのリップにする必要あるか?

物語のラストで、「冴えない頃のかをり」タイムがあるんだけど。テンプレ通りの「眼鏡っ娘・黒髪・遊びのないハーフアップ」だが、こっちの方が数倍美しいぞ……。バイオリン弾くときのステージ衣装も、似合ってるんだか似合ってないんだか分からないぺらぺらしたドレスでさ……。いや高校生だから安い衣装なのかも知れないけど。

ビジュアルから離れてみると、広瀬すずがパキッと喋るキャラクターやるの珍しいなあ、と。バチバチに声張ってるイメージがなかったので新鮮でした。割とバラエティできゃんきゃんしてる時に近い感じかな。でもこれも素材を活かしてる方向かといったらやっぱり違う気がしてしまうけど……。もしくは当時より今の方が数倍演技が上手いということかも知れない。強く感動するほどの瞬間はあんまりなかったかなあ。ソツはない、という感じで。

とはいえ見ていて全然退屈はしなかったし、一番いいと思ったのはクラシック演奏シーンに変な音編集が入らなかったこと!これは是非評価したいポイント。クラシックのピアノ曲って結構長くて、有名曲でも映像に使われるとさくっとカットされてしまったりするのだけど。大好きなショパンのバラード一番が最後まで全くカットなしで使われていたので嬉しかった。その他の曲もフルで流しているのすごく多かった。クラシック音楽を中心題材にしている作品としてのプライドかな、と思うのですごく好感。

中川大志が「高校生の頃、こういうやつがイケメンとされていたな」を体現していてちょっとうけた。ブレザーの中にパーカーとか着てたよなあ。今見ると別に着なくていいだろって感じだけど。でも可愛いよね。「女の子が教えてくれるさ」はおもろかったなあ。うん。


過去作品のDVD-Boxを買うための資金にいたします。レビューにしてお返しいたします!