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窮鼠日記10 マサンの電話(ミクシィに過去に書いた日記)

2007年05月23日20:55
友人のマサンから電話がかかってきたので、かつて高校の時に伊丹空港まで行った時のことを覚えてるか?と訊いてみた。マサンは覚えてへんと言った。それは、たわむれに「英語の上達のためには外人と喋ることや」とマサンに高校2年の時にオレが言った事がキッカケだった。マサンは、それはフォーリンハントという、語学上達のための訓練の一つなんや、と即答して、二人して自転車で伊丹まで行ったのだった。京都の長岡京から伊丹までは一時間以上の道程だったが、マサンは当時サイクリングが趣味だったので、地図もろくに見ずに伊丹までリードしてくれたのだった。しかし、空港に到着したまではよかったが、いざ外国人に声をかけようとするとどちらも怖気づいて、「おまえから行けや」「いや、おまえこそ」と責任の押し付け合いをして、結局会話の練習が出来ぬまま、すごすごと引き返したのだった。物凄いイヤな思い出だ。
その頃と今と一体何が変わったのか?その後インド一人旅やメキシコ一人旅などで英語とスペイン語はそこそこ話せるようになったが、(なし崩し的に)その時に発揮できなかった勇気は、いまだにトラウマである。
チャンスはそれほど多く残されていない。とにかく、壁を越えたい。

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