商業を考える。
text by やなせ
みなさん、こんにちは。
これまで数週に渡って、良品計画(無印良品)の理念や堀口英剛さんの考えをもとに文章を書かせていただきました。
そこで今回は、そもそも私が何を考えて、ここで文章を挙げさせて頂いているのかということをこの場をお借りしてすこしお話したいと思います。
それではさっそく、、、
私は「商業」というものを今よりももっと、より良いものにしたいと考えています。それは消費者にとっても、経営側のヒトにとってもです。
現代における商業というものは、経済的な利益を追求することにあまりにも強く縛られて過ぎているようにも感じています。
それは高度経済成長を機に、ヒトのモノへ対する価値観が大きく変わったことが大きな要因のひとつなのではないかと…。
それはもちろん 、良くも、悪くも、です。
質が良く、長持ちするモノを長く愛用することも、
安価で大量にあるモノを繰り返し愛用することも、
現代の商業においては、かけがえのない消費活動です。
学生の頃の私は、後者の考えに対してすごく否定的でした。
大量生産、大量消費で成り立っている今の生活があるにも関わらず、そのような社会に対して強い反発心を抱えていたのです。
よくよく考えるとおかしな話です…。笑
私は良品計画の軸とする理念や、堀口さんの思考に触れ、
大切なことに気づくことができました。
それは、商業行為が活き活きとしたものであることが消費者にとっても経営側のヒトにとっても重要なのだということです。
すごく曖昧な表現となってしまいましたが…。
商業。それは経済的な利益を生み出す必要があると同時に、ヒトが生きていく上で必要とする、「ワクワク」や「ドキドキ」、「生きる力」を生み出す場である必要があります。
その為にも、消費するとはどういうことなのか、
消費を通して何を得ようとしているのか、
消費する側もさせる側も、「消費」について考えることが
より良い商業へと繋がるためには必要であると感じています。
ヒトは生きていく上で、衣食住を必要とします。
それら全てに関わることのできる商業だからこそ、もっともっと何かできることがあるはずです。
そして、その何かをこれからも追求していきたいと思っています。
今回の内容はすごく主観的な内容となってしまい、読みづらい部分もあったかもしれませんが、
この場を通して私自身の考えを整理、共有、変化させることができればと思っております…。