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恋せぬふたりを観ました⑤⑥


お久しぶりです。

なかなかテレビをつけられずにいました。
一気見しちゃったのでまとめます。

相手との関係性の上で、「無闇に傷つく必要ありますか?」
という一言が冒頭からだいぶ心にきました。

進んで傷つきたい人はいないですよね。
私が対面で、いきなりアセクシャルの話ができないのもきっとそのせいです。
相手が何を考えてるなんて、それがどれほどの重さかなんてわかりませんからね。


さて、5話目はいろんな人との整理がついたような話でしたね。

千鶴さんとの海のシーンも、かずくんのとの公園のシーンもすごく印象的でした。

わたしにも同性の親友がいます。
付き合っていたことがある男性がいます。

わたしも、所謂恋愛的な意味で好意を寄せられたことはありますし、
恋をする役をもらって演じたこともあります。

その相手や役を完全に理解することは、
残念ながらおそらく一生できないかとは思うのですが、
想像したり、今までの経験や見聞きしたものからかき集めて推察できたりはします。

千鶴さんの方は特に残酷な台詞選びでしたが、
どちらも苦しくて難しくて、気持ちの落とし所が探しづらいシーンでした。

自分が相手を好意的に思ってるからこそ尊重したい気持ちと、
互いにした尊重があった上で、そこに居続ける難しさというか。

熱量が重ならない相手と一緒にいるのは、
お互いにすごくしんどいと思います。
相手が自分を思って言った一言に、ダメージを与えられ続けたりします。
今回の咲子さんの「千鶴に髪切ってもらうの好きだよ」という台詞みたいに。

自分に感情をたくさん向けてくれるかけがえのない相手がいて、
その相手にこちらが望むものを与えられない辛さは自分も覚えがあります。

自分の周りの大切な人たちには、少しの曇りもなく幸せになってほしいと、わたしも思います。

それが友人だろうが、家族だろうが、変わりはありません。

パワハラに悩んでるとか、セクハラされたとか、浮気されたとか、
近い人からそんな話を聞いた日には、
私が相手を殴りに行きたい気持ちになります。


浮気といえば6話目。

自分は恋人という関係性と縁遠いので、浮気だなんだの当事者になることはありません。
人の話を聞いていると、浮気するような奴はこっちから捨ててしまえと、
割とストレートに思ってしまいます。

魔が差したなんてぽろっと言う人は、きっと繰り返しますよね。
家族とか恋人がいる、帰れる場所があることにある種安心して、
相手の信頼に漬け込むような真似する奴は、自分の周りの人の近くにいてほしくありません。

みのりさんの台詞で「父親がいないなんて可哀想」と言ったところがありましたが、
家族の仲が良好で、素敵な両親がある人の言葉だなあと。

それを理由に何か言ってくる人がいないと言えないのが悲しいですが、
どんな親でもいればいいというものではないと思いますので、
自分の大事にしたい部分を守った上で、
自分だけでなく、子供のことを考えた決断はどういう結果でも素晴らしいと思います。


ただ、お母さん1人で子供を育てることへの不安はそれでも強くあるので、
そんな心配しなくてもいいくらい、
シングルの方でも子供を育てやすい、会社の環境や国の補助制度がたくさん整えばいいのにと思いました。
当事者から外れる私が当たり前に知ってるくらい、
沢山の制度があるといいですよね。

ところで、みのりさんがきた時に「普通も人それぞれだから」とかずくんが言ってくれたのが嬉しかったですね。
ああいう人が増えてくれたら、もう少し色々変わるんでしょうか。


そして、アセクシャルがわからない人から見たらそう思うんだろうなと
なんとなく納得をしました。
恋愛する苦しさを、私はわかりません。
楽そうに見えるなら、苦しそうに見えるよりはいいかなと思います。

でも相手の苦しさを知れないことって、
別に恋愛に限らないので、そういうものかなとも思います。

病気や、家族の問題なんかはわかりやすいかと思いますが、
自分が思ったこともないことを、相手が気にしていたり心配していることは多々あります。

その人の人生で重要なことの順番の差だと思うので、
「お姉ちゃんにはわからないよね」
「わからないなら口出さないで」
なんて遠くに距離をあけられなければ、
なるべく理解できるように寄り添いたいですね。

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