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「ワンピース」から学ぶ『節目の大切さ』

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◯◯から学ぶ●●
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『◯◯から学ぶ●●』と題して、毎週水曜日に更新しています。

僕が、好きなマンガや映画などから学んだことを綴っていくような感じです!

今回取り上げるのは、大人気漫画ワンピースの【魚人島編】

先週に引き続きワンピースを題材にし、時代の節目に必ず訪れる「意志を受け継ぐ」ということと、「自分の意志を貫くこと」の大切さをつづります。

※物語の内容は深く説明しませんので、あしからず。

■意志を受け継ぐとは意志を貫くこと

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人間との融和を図ろうとする「リュウグウ王国の王族」と、人間を従わせようとする「新魚人海賊団」との間で起こった内紛。

「新魚人海賊団」が魚人島を牛耳ろうとしたところを、麦わらの一味が救うという展開。

このストーリーの中には、過去も含めて3つの大切な『節目』がある。

⇓その節目とは、

①フィッシャー・タイガーの死
⇒タイヨウの海賊団の結成

②オトヒメ王妃の死
⇒”タイヨウ”を求めてリュウグウ王国を地上に移すという意志を、しらほし姫と王子が受け継ぐ

③ルフィとジンベイの輸血
⇒過去に争い合った血の歴史をゼロにする

・・・①〜③から学べることは「人生の節目において、誰かの意志を受け継ぐだけではダメ」だということ。

意志を継いだ上で、「自分にとって何が大切なのか」を自分の意志で見極めることが大切だということ。

それが無ければ、淡々と節目を迎えるだけで先人と同じ過ちを繰り返してしまう。

・・・次の章で、それぞれの問題点を振り返っていきます!

■自分はどうしたいのか

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【①フィッシャー・タイガーの死】

彼は天竜人の奴隷になってしまった時期があるから、人間を憎んでいる。

そして「人を従わせることの愚かさ」を目の前で感じたからこそ、自分は人間を殺すことなく、あくまで奴隷を解放するために戦う道を貫く。

・・・しかし彼は死ぬ間際、その辛さに耐えきれず魚人の仲間へその憎しみを伝えてしまう。

彼の願いは「人間への憎しみを周りに伝えないこと」だったけれど、アーロンは彼を慕っていたからこそ「人間への憎しみだけ」を引き継いでしまう

そのアーロンの意志が、後の内紛を引き起こすことになるんよね。

だけどアーロンにとってホントに大切なことは、「大好きなタイのアニキを守れるくらい自分が強くなること」だったはず。

生物としての優位性を主張して、人間を見下すことじゃない。

アニキの意志に甘えて、自分の意志はカラッポなのがアーロンであり、ホーディ・ジョーンズを生み出してしまった。

***

【②オトヒメ王妃の死】

オトヒメ王妃は奴隷になったことがないから、人間を憎んではいない。

だからこそ理想を描くことができるし、もっと人間を知ろう!こちらから歩み寄ろう!という姿勢を貫くことができた。

・・・実際、憎しみの連鎖を断ち切ることができるのは、彼女のように「何も知らない世代」なんよね。

ただ彼女がスゴイのは「知らないからこそ、知ろうとしている」こと。

他人から聞いた話を鵜呑みにするのではなく、自分の目で見て会話して、体感しようとしているところ。

・・・彼女を憎む者から暗殺されてしまったけれど、彼女の願いは「怒りや憎しみに取り込まれないでほしい」ということだった。

その意志を受け継いだしらほし姫は「自分だけで抱え込む」という意志を貫いたし、王子たちは「人間を知ろうとする」という意志を貫いた。

意志を受け継いだだけでなく、自分の意志を貫いているところがスゴイよね。

***

【③ルフィとジンベイの輸血】

魚人島には「人間の血を輸血してはいけない」という法律がある。

だけどそれは、「魚人島の英雄であるフィッシャー・タイガーが人間の血を輸血することを拒否した」という事実ではなく

「英雄のフィッシャー・タイガーが人間から輸血を拒否された」と、ねじ曲げて報道されたことに端を発する。

俺は人間に屈しない!というフィッシャー・タイガーの意志を受け継ぐだけ受け継いで、法律だからと言い訳して「自分はどうしたいのか」という意志がない状態が続いていた。

・・・それをルフィとジンベイが断ち切ったんよね。

自らの意志で

俺たちは友達だ!と。仲良くしたいから輸血するんだと。

ジンベイはフィッシャー・タイガーの意志を受け継いだ上で、自分は輸血する!という意志を示したことが、きっと未来を明るくしていくんだよね(^^)

■【さいごに】自分の気持ちよさを一旦横に置く

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長々と読んで頂きありがとうございます!

魚人島編は、「時代の節目」や「意志の大切さ」「多様性」なんかを学ぶ上で大好きなストーリーなので、熱くなって長くなってしまいました(^_^;)

時代が変わる際には、引き継ぎが必ずある。

そんなに壮大なものでなくとも、会社で先輩から仕事を引き継いだり、既存のルールを変えようという際にも引き継ぎは行われる。

先人の意志を受け継ぐことはとても大切だと思うんだけれど、それを「自分が気持ちよくなるため」に利用すると、その意志を守ることはできないと思うんよね。

特に憎しみやその『感情』だけを受け継いでしまうと、絶対にこじらせることになる。

平成という時代は、経済成長も鈍化したし、人口も減ったし、高齢化が進んでいるし、失敗だったこともあるかもしれないよね。

ただその『感情』だけを受け継ぐと、「その失敗の時代を作ったのはお前ら昭和のオッサンだろ!俺たち若者は関係ない!」

・・・という、意志なき批判しか起きない。

でも昭和から平成へ移った際には、「国民の生活が平らに成って格差を無くしていこう」という意志があったのかもしれない。

平成生まれの生活は、戦争等でアップダウンの激しかった昭和生まれの世代よりも、平らに成っていたはず。

・・・その意志を受け継いで、平らな自分たちにできることは何なのかを考えて、自らの意志を貫くことが、時代の節目にやるべきこと。

・・・誰しも、憎しみを抱くことがあるのは仕方がない。

だけど「自分以外がその相手を憎むかどうか」は、その人の問題。

孤独や悲しみに寄り添ってくれる人がいるのなら、その憎しみも正直に伝えるべきだけれど、「何も知らない世代」へ無下に憎しみを伝えることのないようにしたい。

憎むことが目的になると、憎しみが連鎖するから。

・・・僕はそういう瞬間を自分の家族や親戚同士のやり取りでたくさん見てきたので、自分の意志を持って、その連鎖を断ち切りたいと思っております。

さあ。令和に向けて歩き出すぞ!!

僕は『和』という言葉が大好きです♪

令和ワワワワァ〜\(^o^)/

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