見出し画像

ひとりでは消せない痛みがある

1歳の時、熱湯をかぶって火傷して死にかけた

「命があってよかったね」と、これまで何度も声をかけてもらえた

ただ本当に大変だったのは、『消えない傷跡が残り続けること』への受け入れ難さと、どう折り合いをつけるか?という部分だった

(今では本当に生きててよかったと思ってる!)
#有り難う

小学生くらいまでは友達も自然と受け入れてくれて気にしなかったけど、思春期を迎え、周りからの視線を浴びるにつれ、気になり出した

最もナイーブな時期には、「寝てる間に知らんタトゥーを彫られてた」みたいな、やるせない感覚だった

あの頃は「人目」がどうにも気になって、さらけ出すなんてことは到底できなくて、鏡の前で傷跡を睨み付けたり殴ったり、隠して隠して、隠し抜こうとした

ネットで「火傷 悩み」と検索をかけるも、「子どもに火傷させてしまった母の悩み相談」はヒットすれど、「実際に火傷を負った人が何に悩んでいるのか?どう折り合いをつけたのか?」という核には辿り着けなくて、モヤモヤしたのを覚えている

「悩み」があるん「やけど」みたいな関西弁が、やたらとヒットしたのを覚えてる笑

mixiのコミュニティでやっと見つけた、同じ悩みを持つ人と会ったら、なんとアムウェイで、渋谷のビルに連れていかれたのを覚えてる笑笑

…とまぁ、色々あったけれど、『そんな自分だから描けた奇蹟』があるので、今ではとてもハッピーです(^^)

助けてくれた人、支えてくれた人のお陰様で、何度も【再生】を繰り返してきました

人目を意識しちゃう時もまだあるけれど、そんな自分が"DJ"をやると決めたのは、ちょっぴり誇らしいのと、毎回ちゃんと怖いっす

…傷跡を隠していたら、ひとりで過ごすことが多くなった

ひとりは元々好きな空想少年だったけれど、「やりたいことがあるから、ひとりでいる」のか、「ひとりの方が快適だし楽だから、ひとりでいる」のか、境界を見失って彷徨った

ただ間違いないのは、『音楽を聴くこと』は、「ひとりでもやりたい」こと

DJは、音楽を聴く時間を"あなた"と共に過ごせるから、楽しい

…俺だけが特別なんじゃなく、誰にだって傷はあるだろうし、『ひとりでは消せない痛み』とさんざん向き合ってきたはず

だからこそ、『一緒に居られること』の尊さは、計り知れない

自分の姿をまじまじと見られるのは怖いけれど、「俺がここにいることを忘れられたくもない」から、活動する

…こんな生き方をしてきた俺が選ぶ曲を、ぜひ聴いてほしい

2/10(土)20:00〜
ウルトラタニカ(福山)
参加費¥4,000
#飲み放題

3/9(土)夜
家庭料理居酒屋ゆるり(姫路)
#詳細未定
#ゆるっとご来店くださいませ

写真: 横山 三鈴
書: 岡本 泰実

サポート頂いたお金は、今後も心豊かなnoteを書くための経験や他のクリエイターさんたちへのサポートに回していきます!温かな循環を回していきたい。