「最後のソリスト」響け!ユーフォニアム(原作からの改変について)

国語の問題のような話である

「響け!ユーフォニアム」の主題を回答せよ


①北宇治高校吹奏楽部の物語
②久美子と麗奈の友情物語
③久美子の成長物語


ちょっとふざけた出題者なら

④久美子と秀一の恋愛物語

とかも入ってくるのだと思う。

問題あるあるの明らかに違う1つが入る系。



今回原作と違う結果にアニメがなった事で賛否両論あるが
それははっきりとアニメの制作者側が


「このアニメはシーズン1から最初から
久美子の成長譚なんですよ」宣言をしただけで


全くもってその通り

物語の始めが

「あの子みたいに泣けるほど没頭していない私」から
最終回直前に至って作中3年目にして漸く久美子は

「悔しいと本気で大泣きできる自分」に成長したのである



すべてこの一つの軸の為で
周辺の北宇治高校のゴタゴタなどは全て
久美子の成長のために必要なエピソードに過ぎず
そこにファンが大きな意味を見出そうがなにしようが


間違いなく正当な着地である。
そう思う。

大きなファンがついている作品だけに
原作からの大きな改変の勇気を感じるし
はっきりとした意思も感じむしろ清々しい


これが黄前久美子という女の子であって
それでいい充分な着地


応援したくなる。頑張れ久美子。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?