【400文字】「あの花の色や名前」

『星の王子さま』に登場した花の名前がバラで間違っていないか、念のためにGoogleで検索しました。「何色なのか」「花の名前は」という検索サジェストと、「あの暗喩はね」という解説が表示されました。詩に近い形で、著者の思想を表現した作品ですよね。「みんなはどう読んだのかな?」と感想を持ち寄るのではなく、「正解」を求めるかのように検索しては、哲学的な文学の魅力を壊します。

しかし、仮に抽象的なものを具体化しないと落ち着かない認知特性であるのなら、理解することを諦めなかった姿です。お子さんに質問されて、説明が難しかったのかもしれません。あるいは、想定できない何か。

俯瞰すると、事実は変わらないのに、私は自分が理解しやすい場合を探しています。他者を理解したい姿勢は有ります。けれど、理由や事情を聞くまでもなく、何かやむを得ない事情があると、反射的に考えることは、まだ練習中です。

たしかに、大切なものは目に見えませんね。



連想

「ばらの花』といえば、私はくるりを思い出します。くるりなら、この3作品が忘れられません。
「ハイウェイ」が使われた『ジョゼと虎と魚たち』は2003年公開の映画ですね。当時、ノートパソコンの小さな画面でDVDを視聴しました。


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