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個人的体験から普遍へ : 次世代の子達のメリット・デメリットと言語生成AIのこと

教育は子供たちに、自律的に考え学び続ける能力を育むものですよね。言語生成AIも慎重に運用すると子どもたちに良い点もあります。

母数が1の個人的な体験です。中学時代に悪意ある教師による苦痛を味わいました。悪意を持たないAIは教育者として安全な面もあるし、人間の悪意から生徒を守る抑止力にもなると思うのです。

そもそも、教育は社会的格差を克服する重要な手段です。全ての人が同じスタートラインから競争できることは理想だけど、理想に終わらせずに少しずつ改善したい。何故ならば、顔と名前が分かるお隣のAさんも、UNICEFが支援する地域の子も、同じ「大切な次の世代の人」だから。競争をすれば格差は生まれる。けれど、スタートラインが異なる競争は、競争が成立していません。

Education should teach kids to think and learn independently. Carefully used, language-generating AI can also be beneficial.

Based on my personal experience, I think that AI, which doesn't have ill intent, can be a safe educator and a deterrent to human malice.

Ultimately, education is an important tool for overcoming social disparities. The ideal is for everyone to compete from the same starting line. We shouldn't just stop at the ideal but try to improve step by step. That's because our neighbor, who we know by face and name, and the children in the regions supported by UNICEF, are all equally important for the next generation. When we compete, differences will happen. But if the starting lines aren't the same, it's not a real competition.

教育の最も大切なことの一つは、その子が、自発的・自律的・能動的に、そして適切に考え学び続けることを教えることでは無いでしょうか。唐突に何を言い出すかと言うと、教育のことを考えていました。

上記を書いたことがきっかけです。例えば、「言語生成AIは、教育にどこまで関与させるのか?」

浅学非才の身です。私の教養なんて、海の前では無いに等しいです。であっても、私が私になるために、関わって下さった、保護者・教育者、そして本を通して時代も場所も越えて、教えてくれた方々。

例えば、ドストエフスキーは人のパターンを描く達人です。河合隼雄に児童書の尊さと物語の力を教わりました。ロバート・J・ソウヤーからは、私と異なる他者がどれほど異なるかを考え抜くことを学びました。

女性に対して無自覚に無礼を働きたくないと願わせてくれたのは、母と犬養道子の存在が決定的でした。遠藤周作からは、彼の葛藤を通して、哲学的な課題を受け取りました。星新一からはミニマムは普遍的であることと、ユーモアを教わりました。藤子不二雄は、優しさを教えてくれました。

不愉快な話ですから、簡潔に話します。
・中2と中3年の2年間
・40代の男性教師の標的となる
・成績は平均してクラスで3番くらい
・ア・テストで全科目ほぼ満点を取りました
・「お前、点取りすぎだよぉ」と担任に言われました
・中3になり彼の陰湿ないじめは、生徒の煽動へとエスカレートしました
・私を殺すと言う180cmの男子生徒が、文化祭の角材を持って興奮していても、担任は黙認しました
・安全のために不登校をしました
・希望した進学校から、他人の悪意で進路を変更しました
・悔しかったです
・このことは、私の診断書に記録されています

何を言いたいのでしょう? 不幸自慢でしょうか。いいえ。

不適切な教師は存在します。
本気で潰しにかかる40代男性から、14歳が自衛するのは無理です。
保護者の母は、夫を亡くして弱っていたので、私はヤングケアラーで、親に相談するのは、選択肢として選びにくいことでした。

何が言いたいかと言うと、言語生成AIはこういうことしません。間違えることはあっても、人を攻撃しないように設計されてます。

言語生成AIのデメリットを子どものために検討して欲しい。同時に、一部の例外的で反社会的な教師のことも、思い出して欲しい。
どちらも、子どもの不利益です。

子どもにとって悪い教師とは、考えることを深化させることを、阻む存在ではないかと思います。

そして、リフレインすると、「教育の最も大切なことの一つは、その子が、自発的・自律的・能動的に、そして適切に考え学び続けることを教えることでは無いでしょうか」と、私は思います。

この原則の前に、人も言語生成AIも変わらないのではないでしょうか。

最初は副担任のような役割りでも構わない。
生徒一人一人を、言語生成AIに担当させれば、いじめも防ぎやすい。また、私の極端な経験のように、悪意のある人物が子どもを狙った時に、言語生成AIがネットワークを通して、上長に報告する仕組みがあれば、抑止力にならないでしょうか?

このような個人的な経験から、UNICEFの取り組みは、とても辛く感じます。格差の再生産を防ぐのに、教育が大切なことは分かっているのに、アメリカはほぼ100%の識字率なのに、理不尽な現実があります。


教育を奪うことは、考える力を奪うこと。



文字を読めなければ、考える材料に限界があること。



言葉と考える力を奪うことほど、むごいことは無い。


理想論なのは分かるけど、全員、出来る限り全員、同じスタートラインで競争させて欲しい。

ちなみに。理不尽な経験からも、他者の悪意からも、学ぶことがことは出来ます。考える力と余裕があるのなら。そして、その子が耐えて生き延びたなら。

悪意に狙われ続けてとても嫌でした。
だから、私は文字通り、あの人を反面教師にする。

悪意により進路変更したことは、理不尽でした。
だから、次の世代の子達が、理不尽な目に遭って欲しくない。
それは、お隣の名前が分かるAさんでも、顔を知らないUNICEFの支援対象者でも、等しく「次の世代の子達」なのです。

私にとっては。


Thank you for taking the time to read this.