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不景気が続いて、1度の失敗が致命傷になる社会が続いたけど、失敗してもやり直す勇気をくれる小説(『雨の中から』山羊メイルさん著)

前回公開なさった、

👆上記とは文体変えるよと宣言されていたので、戸惑わずに読めました。どちらも、喪失と回復の物語ですね。回復するために、イニシュエーションや旅が必要なのも共通している。

👆個人的な感想。

さて、『雨の中から』のこと。

夕方まで体が動かない。重い。体に戦国時代に出てくる武士の甲冑がつけられているようだ。部屋の何箇所かにいつ汲まれたか分からない水の入ったコップがある。水が飲みたくてコップに水を入れるのだが、いざ飲もうとすると飲む気が失せる。コップを洗い戻す気にもなれずそのまま放置する。
水が腐る。
https://note.com/yagicowcow/n/n104d2c08c7a5

夕方になると動きやすくなることは日内変動かなと分かるけど、この症状は未体験です。でも「水が腐る」ことが起きても不思議はないと思います。

『希望格差社会』って本が昔話題になって、1度レールを外れると敗者復活戦出来ないことを指摘しています。そういう社会なら、「引きこもり」が起きることは何も不思議はありません。

ことに、団塊Jr.、ロスジェネ世代が長期間引きこもりを続け、養ってくれた親も高齢になっている、社会問題があります。

『雨の中から』は若者の物語です。でも、とても受け入れられなくてもいいから、8050問題の当事者にも読んで欲しいです。

望むならその人なりの回復はあるし、第一希望とは異なるだろうけど、社会に居場所はあるから。失敗してもやり直せる社会が、本来の在り方だと私は信じます。否定する人に傷つけられることも有るだろうけど、探せば味方も見つかります。

音楽に励まされるように、山羊メイルさんの小説の希望から、栄養を受け取って欲しい。こういう作品が生まれてくるなら、世の中もまだ捨てたものじゃ無いと思いませんか?

👆ヘッダーはコーヘーズさんからお借りしました。


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