孤立して、どうでも良くなった時のために。2つの矢印の話
私の理解では、精神的に強い負荷をかけた時に自分に矢印が向くタイプと、他者に矢印が向くタイプがあります。
故中島らもさんが、自死を先送りにして危機的状況を凌ぐ「明日にしよう」という手法をお書きになっていたと思います。賛成します。
くわえて、心療内科でも精神科でもいいから、Googleマップの口コミを見るとだいたい荒れてると思うのですが、お家から行きやすい病院に行って問診票に「xxxという理由で、いつ頃、どのように死にたくなりました」と書けば、専門家が支援してくれます。独りで苦しむことはないし、希死念慮の衝動に毎回勝てるとは限らないから、早めに専門家に相談することを勧めます。
おそらく、他者に矢印が向くと、事件になるのでしょう。『拡大自殺』という概念もあります。
何か事情があって、引用した箇所のように刑務所に入りたいから罪を犯すことも、拡大自殺も、問題を起こす本人はもちろん、巻き込まれる無数の人に被害が出ます。
だから、そのことをイメージして、常識や良心が機能しているなら、他の選択が出来ます。
対して、それが気にならないことに、もしも自覚できたとしたら、それは相当苦しい状態だから、心療内科や精神科・町の役所の福祉課・警察に相談することを勧めます。ご家族・先生や職場の上司や友人がいて、相談できるならいいけど、「そんな気持ちが許されるものか」と倫理的でない・しっかりしろと言われて終わった場合は、諦めずに他人である専門家に助けを求めることを勧めます。
抽象的だけど、命のやり取りや生きるか死ぬかみたいに感じられる状況は、判断ミスで極端な選択をしたか、理不尽な事故に巻き込まれた可能性があります。
極端ではない選択肢を、一人で探せない時には他人の手を借りることは恥ずかしくないです。最悪の事態が起きて、誰かが被害を受けて、誰かが混乱を日常へ戻すために働くことと比較したら、迷惑でもなんでもないから、自死だけでなく反社会的な衝動を抱えてしまったら、実行する前に、専門家と相談してほしい。
諦めずに相談する先を探せば、どこかにまともな、あるいはあなたが言っていることを理解出来る専門家がいるから、もう諦めてしまったとしても、粘り強く扉をノックして欲しいです。
罪は償えるか償えないか以前に、予防できるならベターですよね。
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