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コラム・意見・価値観

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私を形作る想いたち
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2023年6月の記事一覧

箱の中のAの話

箱の話をします。とっておきの箱はありますか? 何かを収納するのではなく、ご自身で入り、箱…

ダブルスタンダード : 遅効性な毒、理由3点

①僕らは公平でありたいし、善良でいたいし、論理的でいたい。けど、矛盾を抱えます。例えばダ…

センス・オブ・ワンダーは、人生の黄昏時の重荷か、それとも灯りか。

いつか介護になろうと、センス・オブ・ワンダーは荷物にならないと、信じて書きます。 おかげ…

人の探究心の根源を尋ねて : 永遠と抽象の一考察

①岡ノ谷一夫教授の仮説によると、人類は今から10万年くらい前に言葉を獲得したとされています…

具体から抽象までのグラデーション : 抽象度の一考察

すごく好きな話題です(挨拶) ①言葉の抽象性についての考察kaoruさんは、『言葉の展望台』…

アンガーマネジメントとの13年 : 私の工夫

①-1アンガーマネジメントに関する、個人的な取り組みを書きます。怒りを客観視で消す視点を理…

13歳だった : 観察眼を教えてくれた友達の話

①中1時代の友達の話をします。同じ塾に通い、塾が終わると、途中まで一緒に自転車で帰ってくるのが日常でした。当時13歳。時間はたくさんあって、分からないことも、話したいことも尽きることがありません。自転車を止めて、5分10分と、「また明日」と言うのを惜しむかのように、いろんな話をしました。 ②彼との友情と交流は私の視野を広げ、成長を促しました。彼から学んだ教訓と経験は、私の根幹の一部です。彼には、少し上の世代のお兄さんがいるため、その世代の文化も知っていました。例えば当時、連

人と神の個人的な問題 : 18年考え抜いて出した答えとその過程

はじめにアントクアリウム(antquarium)をご記憶ですか。透明な容器にジェルが入っており、蟻…

カミュの岩と私の「めまい」:自由の葛藤とノスタルジーの源泉

①『シーシュポスの神話』を引用し、彼の伝えたいことを考察します。「私たちは考えることがで…

「かわいい」はどこから来て、どこへ行くのか。

「かわいい」という概念について考察します。特に、なぜ男性の私が、ジェンダーの枠に縛られず…

親の老いと、Galaxy A23 5G

Androidの話。Galaxyシリーズは初めてなのですが、レビューなどを読み、参考になったので、Gal…

書くことは思い出すこと: 原風景の中の荘子

BGM: Oasis - Whatever (Official①胡蝶の夢という言葉を、荘子は遺しました。「蝶になった夢…

キング牧師の視点を借りる : 日本語と伝統の複雑さと多様性の再発見

BGM : RECREATION / SUPERCAR引用 : キング牧師の演説から①キング牧師の演説を引用しました。…

知的スクワットの誘い : 黒い箱と抽象概念の話

ブラックボックスと測地学の話をします。 紀元前275年に生まれて、紀元前194年に亡くなったエラトステネスという古代ギリシャの学者がいます。 アレクサンドリア図書館の館長を務めた人物です。 歴史で確認される中では、初めて地球の大きさを計測しました。 紀元前の段階で、数学的な考え方を用いれば、地球の大きさが分かるぞと理解した人がいることは、とても驚かされますし励まされました。 時代がずっと変わって ガリレオの時代やそれ以降、まだ天体望遠鏡が素朴なものだった頃。始めは月の表面が