中古トラクターの選び方ポイント4つ|激安な農機具でも大丈夫?
ノウキナビは創業30年の農機具屋のプロが運営するネット上のショップです。農機をメインに100社以上に渡る様々な商品を取り扱ってきた実績があります。
ネットでの販売だけでなくリアルな店舗(修理や販売)も運営している経験から「中古トラクター」の選び方についてお伝えします!
執筆者のkawabataは今やマーケティングなどが専門ですが、かつてはトラクターとは別の機械をイジイジしていた時もありました。(※今の仕事が好きなのでもう二度としませんが笑)
どんな機械でも動力部と駆動部があるなど大体構造は似たり寄ったりだったりします。今回はこの辺りの経験も交えて解説します。
中古トラクターの選び方
トラクター中古で失敗しな方法としてこれから紹介するポイントを確認してみてください。
アワメーター(使用時間)を確認!〇〇以内が一般的
300時間程度|利用少ない
600時時間程度|まあまあ使用されている
1000時間程度|おすすめしません
という様なイメージです。
トラクターの耐久使用時間について
馬力×100時間が大まかな目安です。20馬力なら2000時間、30馬力なら3000時間というイメージです。
部品供給されているかどうか|製造終了から12年
農林水産省のデータを確認すると製造終了から12年間は部品供給がされるようです。(詳細はこちら)
また、メーカーによりこの辺りのサポート期間は違います。弊社が運営する農機をインターネットで購入できるノウキナビでも取り扱いがある「三菱マヒンドラ様」は基準+2年の14年供給です。ただしエンジンのみ対象外など条件はあるようです。(詳細はこちら)
トラクター以外、農業に関係ない他の機械は製造終了後7年程度が法律で定められている範囲です。このことから割とトラクターの部品供給期間は充実していると言えます。
中古のトラクターを購入する際、製造打ち切り後7年経っていてもあと5年間はメンテナンスようの部品が手に入るというイメージです。
安心できるメーカーで中古トラクターを選ぶ|相場は新品トラクターの半額くらい
一般的に有名なメーカーとして、クボタ、ヤンマー、イセキ、三菱マヒンドラ農機などがあります。メーカーからある程度絞って中古トラクターを購入するという手段もありです。
こちらも一般的な指標ですが、中古トラクターは新品トラクターの半額程度で取引されることが多いです。
中古トラクターの場合、機械の状態を確認する
アワメーター(利用時間)や馬力など最低限のスペックを確認していただくことはもちろん重要ですが、目視や画像である程度確認できる部分もありますので一例を挙げます。
腐食(多少は仕方ありませんが、サビが状態あるかどうか)
メンテナンス状況(グリスの塗布など)
消耗品でない部分の状態確認(耕運爪やタイヤではなくエンジンなど)
前オーナーがきちんと保管しメンテナンスしていたかどうかも重要な判断基準となります。上記で挙げた部分を確認すればある程度この辺りが理解できるかと思います。
特に、消耗品ではない主要部分(エンジンや駆動部)の状態は判断が難しいと思いますの中古トラクター販売店に問い合わせて状態を確認するのが一番です。人間の体で言うところの心臓や脚などのイメージでしょうか
少し余談ですが、プラスチック部分など使っていなくても2年くらいで劣化し始める素材もありますし、純度の高いステンレスは錆びない上に絶縁する効果もあります。
この様に機械ではなく素材そのものの特徴もある程度知っておくとトラクター選びの判断材料となります。
トラクター中古|激安でも安全面は大丈夫?
中古トラクターを購入する際はこれまでご紹介下記ポイントをご確認ください。
利用時間(アワメーター)
部品供給の有無
製造メーカー(相場は新品の半額くらい)
各種スペック+状態の確認
オークションなどに出品されている激安の中古トラクターは腐食が激しかったり、走行距離や利用時間が長いなど激安になっている理由は様々あります。消耗品ではなく主要部(エンジンなど)に何かしらの異常がある可能性も否めません。
また、農機具販売店でなので整備されていない可能性もありますので、この辺りには留意していただく必要があります。