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(雑談)旧校舎って怖かったよね

私が小学生の頃「学校の怪談」がめちゃくちゃブームになっていまして、よく、トイレの何番目の個室は呪われているだの、ドアを何回ノックすると何が起こるだのという話題で盛り上がっていました。当時の学校ホラーの舞台は、理科室、トイレ、音楽室が主流でしたね。共通しているのが「人が居ない時間が長い」こと。理科室や音楽室は、使っていない時間が長いですし、トイレも休憩時間以外は人が居ませんでしたから、いろいろと想像力を働かせる余地があるのでしょう。

また、これらに並んで当時多かったのが「旧校舎」でした。それこそ学校の怪談シリーズには、旧校舎が良く登場していたように思います。実際私が小学生だった当時、90年代頃って、木造の旧校舎と鉄筋の新校舎がある学校が結構あったように思います。私の通っていた小学校、中学校、高校はいずれも旧校舎があり、部活関係の機材だったり体育祭や文化祭関係の装飾品等を保管するための倉庫として使われていました。そしてそういう旧校舎って、何故だか独特な「雰囲気」があって、昼間でもちょっと怖かったですよね。異世界感のようなものがあったと思います。

高校のとき、それこそ文化祭の関係で先生と生徒数人で旧校舎に入ったことがありましたが、物が乱雑が積み上げられていたりする奥に当時のままの黒板やロッカーが残っていたり、電気が止められて久しい真っ暗な便所がチラッと見えたりして、何もないとわかっていつつも結構怖かったのを覚えています。ちょうど放課後だったと思いますが、西日の差し込む木造廊下にふんわりと埃が輝いていて、綺麗なんだか不気味なんだか、複雑な感情になりました。

実際にその校舎で学び、社会に出て、天寿を全うされた先輩は何世代もいるわけです。そういう先輩方が、おい久しぶりに後輩が来たぞ、どんなやつだと旧校舎に見に来ていてもおかしく無いですよね。そういう設定のホラー漫画・アニメはいくらでも作れそうです。そんなわけで舞台として扱いやすかったのではないでしょうか。

残念ながら私はそういうの鈍感なので、複雑な感情以上の何物も感じましたが、旧校舎の南京錠を外して中に入ったのはその時が最初で最後でしたから、記憶に残る印象的な体験ではありました。

ところで、そんな話を人としましたところ、最近は旧校舎より「廃校」のほうが舞台になりがちなのだそうで。時代が下って「旧校舎」が取り壊されたりして数を減らしていて、子供たちに馴染みが薄くなりつつある、他方で少子化もあって廃校が増えてきていて、Youtuberの活躍等もあり「田舎の廃校舎」が人気になりつつあるのだそうな。時代は変わるものですねー。

見出し画像は「みんなのフォトギャラリー」からお借りしました、ありがとうございます。

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