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めっちゃ暑い中笠原鉄道跡を歩く(1)

タイトルの通りです。
本日、多治見市は39度近い高温を記録
うだるような暑さの中…

廃線跡を、歩いてきましたw
いや正確には、チャリで走ってきました、なんですけど。
なんとなく廃線「歩き」という言葉のほうがしっくりくるので
便宜上「歩き」と書きます。

…なぜ今日?
いや、天気よかったし
ちょっと仕事が落ち着いたから…

あと、近々遺構が見れなくなることも理由です。

今回歩いたのは、東濃鉄道笠原線(旧・笠原鉄道)の廃線跡です。
1978年廃線、跡地は遊歩道として整備されていますが、
多治見駅付近の跡地は現在駐車場になっていまして、ここに
近々タワマンが建つ予定なので、遺構が消滅してしまうのです。

ということで、廃線歩きなのですが、
この写真は2週間ぐらい前に撮ったものです。
今日はここ歩かなかったのでw
タワマンが建つのもここです。奥のビル、駅前プラザ・テラは6月30日に閉店しました。

この駐車場が、東濃鉄道の「新多治見駅」でした。
国鉄の多治見駅は左奥、100メートルぐらいありますでしょうか。

ちょうどこのあたりに線路があった、と思われますが
もっと右のほうだったのかもしれません。
手前側はそのまま国鉄(JR)多治見駅につながっていて、貨車だけが乗り入れていたそう。

東濃鉄道笠原線は、ここ本多治見から、画面奥のほうへ向かって伸びて
多治見市街地のフチを走り、タイルで有名な笠原町までの
約4.5キロを結んでいた鉄道です。…たった4.5キロですよw
沿線には、東京窯業(TYK)などの工場があって、ここから製品を輸出するのにつかわれたそうです。ばーちゃん曰く「貨物専用の線だった」

さてさて、本多治見駅を出ると、多治見のごちゃごちゃとした市街地を抜けます。車も多くて、道路工事もしてまして、ちょっと写真撮る雰囲気ではなかったので、パス。

土岐川をわたって、対岸にやってまいりました。
マンション、増えましたね。

今立っている場所は「陶彩の道」という遊歩道の入口。
この遊歩道が、廃線跡。

そうそう、地元ではもっぱら「笠原鉄道」と呼ばれていますね。

案内板の左写真が、ちょうどこのあたり

もしかしたら向こう岸からこっちを見てるのかな?とにかくここに橋が架かっていたのだそうです。
昔は橋台が残っていたそうですが、近年の河川改修で面影無し。
余談ですが向こう岸、河川敷が綺麗になっているのは、ここが多治見花火大会の観客席になるから。

で、この場所、堤防の上なのですが、ここから堤防のした(写真でいうと、後ろ側)に降りたところに

このように、当時の橋台が残されています。
どう見てもトマソンですが、撤去するほど邪魔でもない、といった具合でしょうか。

冬に来たらもっとハッキリ見えるかな。

橋台の先が先ほどの看板のあったところ。
ここから廃線跡は、陶彩のみちになります。

もうひとつの看板。旧・本多治見駅跡とありますが、ここではない。
笠原鉄道の全体像も。まぁ見ての通り、短い路線です。歩いて1時間ぐらいでしょうか。

今回はまず「本多治見駅」までを記事にします。

少し、進んだところ。遊歩道はここで、旧国道248号線を越えます。
もちろん現役当時は、平坦なガーダー橋だったことでしょう。

後ろを振り返る。どうやら奥の建物のあたりが、本多治見駅。
現在も東濃鉄道の土地で、自社バスやらタクシーやらに
給油?をしている模様です。
こんなかんじですが、頻繁に車が出入りします。

本多治見駅は島式2線だったそうなので、←の敷地も鉄道関連施設だったのでしょうか。

少し先から振り替えるとこんな感じ。
なんとなく、なんとなくですけど
あの屋根のあたりが、ホーム(貨物ホーム?)のような雰囲気もありますが、どうだったのでしょうかね。
こういう想像ができるから、廃線歩きは楽しいのです。

本多治見駅の周辺。古くからの住宅地といった趣ですが、最近はアパートなども増えてきましたね。

つづく

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!