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夏の日の2013 四国・九州撮り鉄旅(25)

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https://note.mu/karanda_videos/n/n7836840d761b

2013年8月22日。この日の朝は黒崎駅前のホテルで起床。
松山から九州・小倉までの移動はなかなかきつかったようで、朝ちょっとしんどかったのを覚えています。
それでも当時23歳。若さみなぎるからんだ青年は、カメラ片手に宿を飛び出したのでありました。

さて、黒崎駅から乗り込んだ電車は、以前から来てみたいと思っていた、筑豊電気鉄道。
かつて北九州を走っていた路面電車の生き残りです。
路面電車型の電車を使っていますが、道路上を走ることはないので、小さな地方私鉄といった趣。

良い雰囲気だなぁと、降り立ったのはこちら。西山駅だったかな。
見てのとおり、路面電車型の小さな電車が走ります。
台車が、前、まんなか、うしろと3つついているのが特徴。こういうの、連接車、といいますね。急カーブに強いから、路面電車で広く採用されてきた形。

西山駅…電停といったほうが正確でしょうか。
ご覧のとおり、静かな雰囲気のところですが、

山の上には住宅地が広がっているようで、利用者はそれなりに多そうでした。奥の赤い橋は歩道橋だったかな。印象的です。

そんな西山電停で、電車を待つ。
やってきたのは、こんな電車。

3こつないだこの電車は、正真正銘、北九州を走っていた電車の生き残り。
主に色を塗り替えて、朝ラッシュ時にバリバリ活躍していたのです。
ちょうど朝ラッシュがはじまるところで、この時間帯はわりと頻繁に
この3両連結が走っているようでした。

しかしまぁ、こうしてみますと、やっぱり人里離れた山奥の印象ですねぇ。

すれ違ってやってきたのも同じ型の色違い。ちょっと場所を変えて撮ってみました。

が、ちょっと(鉄道写真的には)失敗。電柱が真ん中に入ってしまいました。こういうことは、割とよくあります。峠越えの雰囲気が出たので、よしとしましょうか。

山の上に登ってみます。
本数も多いので、飽きません。
上から撮ろうと思ったら、この橋が通行止めだったから、何もせず降りた記憶があります。

今度は赤色がやってきました。先ほどのと同型ですが、よく見ると行先のやつが、大きくなっています。見やすくてよい。

駅のホームに、それなりに人がいますね。やっぱりラッシュ時には、このぐらい大きい電車がありがたいのでしょう。

ところで、このあたりでしょうか、私
この旅最大のピンチに、見舞われておりまして…

水があわなかったのか、強烈な腹痛に、襲われたのです。

だけどぱっと見、駅周辺に公衆トイレはなく、
案内地図を見たところでコンビニが載っている様子もなく、
近所に公園もなかったのです。
まさか近所の民家に駆け込むわけにもいかず…w

とはいえ、基本的には路面電車ですから、
隣の駅にトイレがある保証も、ないのです。
はい、大ピンチ。

しらべたら、何駅か行った先に、車庫の駅があることが、わかりました。
車庫があるということは、それなりに大きい駅だから、絶対にトイレがあるはず。そう判断したので、次にやってくる電車で、車庫のある
「楠橋駅」を目指すことにしたのでした。

顛末やいかに!
(まぁ、さすがに間に合いましたけどね、もうひと難関、ありまして…

つづく…

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最後まで読んでいただき、ありがとうございました!