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(雑談)インボイスなるほど

インボイス制度が始まりましたね。今週は結構いろんなところでいろんなことが起こって、いろいろなことをした一週間でした。やっぱり、免税の事業者や個人が絡んでくると、色々と対応が大変になっちゃう部分がありますよね。

制度としての是非とかは置いといて、今週ちょっと雑談で聞いて「なるほど確かに」と思った事例に、免税事業者への交通費の実費支給の話がありました。社員に対する旅費ではなく(旅費なら旅費特例があるので、比較的対応が楽というか、問題にはならないですよね)、外部の免税事業者に対して交通費を実費で支払っている場合、です。その会社では(源泉徴収との兼ね合いで)交通費という名目ではなく、外部の免税事業者から交通費を含む請求書を出してもらい、その金額を支払っていたのだそうです。

この場合、インボイス施行後は講演料と交通費がどちらも免税取引になってしまいますよね。だからといって消費税分を減額します、とやってしまうとJTのように怒られてしまいますので難しいのですが、他方でその免税事業者が交通機関に対して実際に支払った交通費が、実費精算したのに消費税法上は払ってない扱いになってしまうというのも、どーなのかなー?という気持ちになったそうです。

また仮に、同意の上で消費税分を差し引いて払います、とした場合、払った側としてはだいじょうぶなのですが、今度は免税事業者側で、消費税分損をすることになってしまいます。たとえば交通費が税込11,000円だったとして、免税だからと言って消費税の1,000円が免除されるわけではないので、おかねは11,000円出ていく。これに対して振込が免税額の10,000円だったら、差額の1,000円だけ損をしてしまうのです。

一応法律上はこういうときのための仕組みも用意されているそうなのですが(気になる方は税理士さんに聞いてみてください!)、それもまたちょっと面倒だと。最終的にその会社では、面倒を承知でそういった仕組みを活用することで対処したとのことでしたが、一番いい形はなんだったんだろうな、ともんにょりする場面が出てきてしまったそうです。

免税事業者が交通機関を利用した時、消費税がかからない仕組みになれば楽なんでしょうけど、そんなん無理ですからねw難しいところですね。そういうことは色々な人が議論し、考えた結果今の形になっているはずなので、どうしようもなかったんだろうなぁと思う事にしています(繰り返しますが!そもそも論とか制度の是非とかそういうことを議論したいわけでは無いので、その点お願いしますね)

何にしてもいろんなことに対処していかなければならない会社経営って、大変ですよね。1月からは電帳法も本格スタートしますし、本業以外に色々やるべきことがあって、大変だな。見出し画像は「みんなのフォトギャラリー」からお借りしました、ありがとうございます。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!