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海外鉄道趣味をはじめたきっかけ。

私は海外の鉄道が好きなのですが、海外の鉄道であったり
海外の旅にロマンを感じるようになったのって、幼少期に見ていた
WOWOWの「RailwayStory」という番組の影響だと思うんですね。

そもそも当時は、鉄道を扱ったテレビ番組ってあんまりなくて(幼き頃なので、「世界の車窓から」の時間まで起きていられないわけです)、かといってインターネットで動画を見るなんて時代でもありませんでしたから、
なんとなく電車好き少年は、学研の「のりもの図鑑」的な本を読むか、買ってもらったビデオ(ガチャピン・ムックが寝台列車に乗って旅するやつとか、「のりものバンザイ」とかそういうやつ)を繰り返し繰り返し見るしか、なかったのです。

あー、余談ですが「繰り返し見る」ことって、最近減りましたよね。
むかしはビデオテープがびよびよに擦り切れるまで、繰り返し見ましたよね、だからいまだにこの記事書いてて「のりものバンザイ」の主題歌まで思い出せるんです、刷り込まれてるんですね。
情報が「消費されてなかった」時代の思い出、でしょうか。
はい、余談おわり。

親の趣味の関係で、家にはWOWOWが入ってました、ありがたいことに。
そんなWOWOWで、たまーに土曜日の朝とかにやっていたのが
「RailwayStory」という、海外の鉄道を旅する番組です。

上に書いたような背景もあり、そもそも鉄道の情報が限られている中で
この番組は、希少な鉄道番組。
もちろんこちらも、録画して、擦り切れるまで見るわけです。
TGV、ICEといった言葉はこれで覚えました。
アムトラックの大陸横断列車、デンバーからボストン、シカゴなんて言葉も小学校に入るころには、既に知っていた気がします。
プラレールを20両ぐらいつないでアムトラックごっこやってました(んで、カーブで内側に脱線するやつw)

面白いのが、この番組、ほとんど観光しないんです。
寝台特急○○号は××という駅に着いた。で、××という町の紹介テロップと、簡単な市場の風景とかそんなのが流れて、もう駅の場面、って感じで。
「世界の車窓から」は、だいたい間に1回か2回、街歩き回を挟みますが、RailwayStoryはそういうとこすっ飛ばして、とにかく鉄道に乗る。
なのにその市内を走るトラムだったり、近隣の保存鉄道にはしっかり乗って、なんなら車庫まで入ってって、蒸気機関車のロッド周りを観察してみたり、整備風景を淡々と流したり、あるいはアメリカの大陸横断列車の給水シーンを延々流したり、そんな映像がおおむね1時間。
今思えばコレ、WOWOWだからできた番組ですよね、地上波で流したら、誰もついてこれない…w

そんな感じで、鉄道、旅、海外、というイメージが刷り込まれて
そのうち海外の鉄道に乗ってみたい!と思うようになったわけです。
なので、海外鉄道趣味の原点は、間違いなくRailwayStory

私がはじめて海外の鉄道に乗ったのは2014年のことです。
奇しくもこの年を最後に、RailwayStoryは放送されていません。
願わくば。このご時世、海外に行けない多くの子どもたちのために、
RailwayStoryを一挙再放送なんて、してほしいですね。

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はじめて海外で撮った鉄道写真。frankfurt HBFにて。2014.7.1


最後まで読んでいただき、ありがとうございました!