見出し画像

ミの箱を開けたら その2

NU'ESTが、去年の秋にOn-Clip Unboxingという、メンバーが毎週一人ずつグループの曲を数曲、一人(司会担当のメンバーとのデュエットもあります)でセルフカバーするという企画をVliveで行いました。ここではメンバーの一人のミニョンのお話です。前回の「ミの箱を開けたら その1」の続きになります。年内にアップしたかったんですが、年、明けちゃいました…。

※UnboxingはVliveで有料公開している(一部無料公開になりました。)ものなので、できるだけ公式が公開している範囲で書きたいと思っています。そう思っていても書きすぎなところがあるかもしれません。また、有料公開しているリンクも掲載しています。ご了承くださいませ。

Moon Dance

UniverseとPolarisと来て、期待していたけれども3曲目にMoon Danceの前奏が流れたときはキタキタキター!の気持ちになりました。Unboxing前半は宇宙3部作(勝手に命名)という構成です。そもそもNU'EST自体が夜、星、月、宇宙とかいった言葉が似合うグループだけど、その中でも断トツ夜空が似合うのがミニョンさん。インスタに夜空の写真をいつも載せているからですけど。

Moon Danceは、ミニョンが歌詞を書いた曲なんですが、歌詞と音の関わり具合が本当に素敵な曲で大好きです。詳しくは、去年、ミニョンさんの誕生日に合わせて、記事を書いたので、そちらを読んでもらえたらとってもうれしいです(Moon Danceの夜ー横を向いて歌う君ーhttps://oli95kan.booth.pm/items/2281793))。ミニョンへの思いをありったけ詰め込んでいますが、ミニョンへの気持ちは全く叫んでいないので安心してください。

Nu'est の曲あるあるなんですが、この曲も、聴けば聴くほどあれこれ言いたくなる曲で楽しいんですよね。その中でも、私のお気に入りの一つが、Come on by my sideの部分です。距離を詰めたいけど詰められないもじもじJR君と、そこを軽やかに代弁し(?)、飛び越えていくミニョンさんが大好きです(詳細は先程の記事をご覧ください)。
そんなことがあって今回のUnboxingで、JR君とミニョンさんの対比をどうするか一番気になったんですが、ミニョンさん、もじもじJR君には任せておけんと、自分でラップ歌い、Come on by my sideは録音にお任せしていたので笑ってしまいました。品のあるミニョンらしいラップで良かったです。この曲で、JRのラップはどちらかというと喋るようなラップなんですが、ミニョンはメロディが結構はっきりしているボーカルらしいラップで個性が出ていました。

ご本人も作詞をしたから愛着があると話していましたが、本当に、ミニョンさん、この曲が似合い過ぎです…。声から浮かび上がる姿がしなやかなんですよね。個人的には、ベッコパートを歌う時、ベッコちゃんとハモっているようでとても良かったです。
あと、セットが箱庭のような小さな宇宙を作っていて、少しだけ星の王子様を思い出しました。かわいい。最初寝ていて途中から起き上がるんですが、声が全くぶれないのはさすが!地味にすごいよミニョンくん。

Unboxing

原曲

ONE TWO THREE (MINHYUN X ARON)

後半には、皇帝系、ニュアンス系、感性系(どれも、なんだそれ、ですけど)の曲、例えば나의 천국とかDaybreakなどQ isかCanvasの中から来るかなと思っていたので、こういう明るい等身大っぽい歌を入れてきたのは意外だったけどうれしかったー。明るい部分もミニョンの中で大きいと思っているので、それをちゃんと自分自身が分かってるのはいいなと。あと、あろにょんとミニョンのコンビだと、あろにょんはお兄ちゃんになるし、ミニョンはすっぽり弟枠に入って、のびのびリラックスしてくるところが大好きなんですが、それがこの歌でも出ていて見ていてにこにこしちゃいます。

聴きどころその1
サビがひとしきり終わったあとの「셋을 세고 너에게 Baby」(3つ数えて君に)のベッコちゃんのシャウト(?)のところ、ミニョンで聴けたのは本当によかった。聴くたびに、え、え、えー好きーーーってなって、止めてちょっと戻してまた聴いちゃう。高音なんだけど、力強く歌うミニョンの声が本当に好き。
聴きどころその2
原曲でもあろにょんとミニョンパートのところなんですが、「あろにょんといえば、はい、ここー」のところ(す、すみません、通じますか?「내 앞에 있어 더욱더 By my side」のところです。)からのミニョンのパート(「너에게 물이 들게 내 얘기가 돼 줄래?」(君に染まりたいから僕の物語になってくれる?)が大好きです。この部分、Unboxingでは、昔のミニョンを思い出させるような幼い雰囲気をちらっとだけ漂わせた歌い方で味わい深いんですよ...(って思っているとさっきの「3つ数えて...」のシャウトが来て、え、え、え、好きーーーってなるので注意!)。
聴きどころその3
この曲でも、ミニョンのラップが聴けるんですが、ここのラップをよーーく聴くとJRのラップも小さくコーラス入っていてそれがまたお気に入りです。コーラスって書いて気づいたんですが、JRの声は原曲のまま、つまり再録音せず元のラップのままなんだけど、ミニョンはラップのメロディーをそれと微妙に変えてきているます...。ミニョンのことだから、即興でというよりは、ちゃんと音の重なりを考えてメロディー変えてきたのかなと思うんですが、こういう小技をさらっと入れてくるから気を抜けないです。

おまけの話
このサムネイルにちょこっと写っているけど壁のポスターが全部宇宙でまとめられていて、前半3曲とのつながりをほんのりつけていて、にやりとできるところも好きです。

Unboxing

原曲

BET BET

BET BETの前奏が流れたとき、倒れそうになりました。本当に、想定外で。何もない黒いステージの上で照明の光を受けて歌って踊るミニョンの凄まじい気迫にただただ圧倒されました。何もないステージが、他の力を借りず、自分の力だけでパフォーマンスしたいという気持ちの表れのように見えるほど鬼気迫るものを感じました。
私は、ミニョンの強い歌い方が本当に好きなので、パワーボーカルというよりも声の色が評価されることが多いミニョンが、あえて最後に強さを全面に出した曲を持ってきてくれたことが、解釈一致で、君はこれがやりたかったんだね...うん、わかる、それやりたいよね...と一人で交信をしていました。
考えてみたら、タイトル曲、しかも久しぶりの完全体という節目の曲を大きなアレンジを加えず、ド直球で一人で歌うっていう発想がすごくないですか。普段ミニョンが好んで聴くような静かで穏やかな曲を選びそうなところで、タイトル曲をドーンと持ってくるところに、ミニョンの強い意志を感じるし、歌への欲が見えました。ミニョンはこういうときの選択にきっと迷いはないし、自分で設定した挑戦をどんどん乗り越えて成長してきたんだろうなと勝手に想像しています。実際のところは知らないので、選曲の理由についていつか答え合わせしたいです、ミニョンさん。

そして、BET BETを最後に持ってきたのも本当によくて...。宇宙三部作は、比較的ミニョンのイメージにぴったりの曲で、そこからスタートし、後半は少しイメージに変化をつける2曲で、等身大のOne Two Threeをして、BET BETでとどめを刺すという構成なのかなと思いました。UniverseでNU'ESTに帰還し、Polarisで過去に返事をして、BET BETでNU'ESTとして進んでいく強い姿勢をみせる...とNU'ESTとミニョンの時間の経過を辿る構成として楽しんでもいいかなと思いましたが、NU'ESTに戻ってから既に1年以上も経っているし、多様な姿を見せたかったということをトークでも話していたので、前者だろうと思っています。いずれにしてもBET BETというNU'ESTにとって大事な曲を選んでくれて、ありがとう。私もPolarisかBET BETで少し迷うけど、BET BETが一番良かったです。

聴きどころその1
聴きどころも何も全部いいんですが、そんな中あげるなら、満場一致でべっこちゃんの担当するサビになっちゃいますよね。ミニョンは高音を担当することが多いけど、いつものミニョンの高音の出し方とは違って、初めて聴くような声で驚きました。恐らくファルセットと地声の境目辺りの出しにくい音域だと思うんですが、そこをこんなにしっかりとした声量で歌っているのがすごく頼もしくて。マリーアントワネットのときよりもさらに上手くなっていませんか。こうやってどんどんできることが増えていくんだね...うれしい。
聴きどころその2
冒頭のミニョンパート「이게 사랑이라면」(いげ さらぎらみょーん)の部分の「ため」です。意図的か偶然かわかりませんが「みょーん」のところを原曲よりためて歌っています。
最初はとにかく気迫に圧倒されていて、ミニョンの攻めの姿勢を強く感じたんですが、落ち着いて聴いてみると、曲全体の印象としてゆっくり、ゆったりしているように感じました。実際の曲の速さを原曲と比べてみたところ、速さは同じだったので、冒頭のこの「ため」もそういうゆったりとした印象を作っているのかななどと思いました。
聴きどころその3
原曲よりゆっくり聴こえるもう一つの理由かなと思っている「ト、ト、ト、トトトト......」(トじゃないけど表現できない...)というエンジンの止まるような音(UnboxingだとがJRラップの「No 아니」の前がわかりやすいです。原曲だと「BET BET, Love for ya」のところに出てきます。)が相当気に入ってます。原曲でも使っているんですが、Unboxingだと結構目立つように使われていて、この音で、曲のテンポがゆっくりに変化する印象を受けるんですよね。好き。

おまけの話
BET BETはただでさえ、踊りがきつそうなんですけど、ミニョンお一人様Ver.だと前後の移動が激しくて、前に移動したかと思うとささっと後ろに戻るのくり返しで、それはもうきつそう...と思っていたら、Vlive(20201018のNU'ESTのVlive、時間指定済み)でミニョンがBET BETについて「死ぬかと思った」と話していて、笑いました。
あと、アロンさんのパートの「후회할지 몰라」(後悔するかもしれない)のところで、全員後ろを向いているんですが、ダンサーの方だけが「モルラー」のところで首をかしげているのがかわいかったです。

Unboxing

原曲

最後に

Unboxing、歌うのが大好きなミニョンが好きなだけ歌っている姿をずっと見ることができて幸せでした!(しかも、VODなので、半永久的な幸せ)書いていて、好き好き言い過ぎていてどうしようと「好き」で検索してみたら、「最後に」以外では、10回だったので、一応許される範囲でしょうか。ミニョンとNU'ESTのこととなるといくら言っても言い足りないのですが、今回はこの辺で。

見出し画像:Instagram optimushwang_20200330(https://www.instagram.com/p/B-W-3daJ_rH/)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?