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박희아, Joy Park @muse_at 20211004 ミュージカル「ヘドウィグ」のNU'EST レンの感想

大衆音楽専門ジャーナリスト박희아(@muse_at)氏の2021年10月04日のTweetの訳です。

今日、ミュージカル<ヘドウィグ>の舞台に立ったレンを見てきた。結論だけ言えば、私がこれまで見てきたミュージカルの舞台に上がった多くのアイドルグループのメンバーと彼を比較せざるを得なかった。実は『ヘドウィグ』を長い間愛してきた観客の立場から、私は彼がキャスティングされた時、どのような感情を伝えられるか全く分からなかった。

ところが、今日の『ヘドウィグ』を見て、私はこの2時間半を超える公演、ある俳優の場合、4時間まで公演した作品だということを改めて実感した。この作品は重くて、また重くて、非常に重い。それにも関わらず、この作品をしようと判を押した勇気が、長くアイドル専門記者をしていた者の立場としては、あまりにも驚くべきものであり、同時に公演愛好家であり大衆文化専門記者の立場からすれば、非常に進歩した歩みだとはっきり感じた。私はたびたび「前のことと違う作品をやってみることを勧め、他の会社の作品をやってみることを勧め、もう少し少ない人数の舞台であなたの持つ力で舞台に立ってみるのはどうか」と勧める。 しかし、多くのアイドルは一人舞台に立つことを恐れ、アンサンブルのいない舞台や他のプロダクションに出会うことを恐れる(当然、そうではないアイドルもいる)。こうした状況で、とにかくレンは『ジェイミー』に続いて2番目の作品として『ヘドウィグ』を選んだのだ。 アンサンブル?いない。 インターミッション(途中休憩)?ない、ない。

イツハクを演じたベテラン俳優たちが、すでに有名すぎるミュージカル俳優たちと息を合わせる「アンバン」があるが、彼らは「ヘドウィグ」の物語の中に立っていても、「ヘドウィグ」にはなれない人たちだ。それで私はレンの選択がとても、とても勇気のある選択だったことを誰よりもよく分かっている。

演技力はまだ足りなくて、場面転換が柔軟でない時も多かった。 それにも関わらず、これまでレンを見てきた立場で、『ヘドウィグ』での彼は、驚くほどの発展を遂げていた。鼻音を隠さないが、短所を隠す新しい歌い方を習得し、莫大な練習量で自分に最適化された方法を見出したことがはっきりと見えた。

ジェイミーがそうだったように、ヘッドウィークがレンにぴったりのキャラクターかもしれない。 ところがそれを超えて、特に中盤以降から彼が新たに会得した歌い方で、また感情を隠さずに表出する身悶えでナンバー1を消化する時、私はインタビューで会った「不敵な、実は少し無謀に見える」と思った彼を見せた。

完全に公演愛好家の立場から見たらただ足りなく見えたかも知れない部分が、アイドル専門記者であった私の目には、誰よりも情熱が沸き立ち、与えられた機会に狂ってしまった健康な青年の姿に近づいた。いつも同じ作品を選んで、安全そうな所に立っている友達と彼は全く違った。

5~6年、長くて10年後くらいには彼と<ヘドウィグ>で会えたらいいな。 「歌はもっと上手になるし、アドリブは上手にできるようになるし、何より演技、演技はヘドウィグの人生をもっとよく理解するようになると思う。 早くレンのヘドウィグが円熟してほしい。多くの人々にもっと重い響きを伝えることができるように。

この感じはチョ・グォンの『ジーザス・クライスト・スーパースター』、『イブルデッド』を見た時と似ているようで違う。とにかく、私は今回の<ヘドウィグ>を通じて記者の立場でも公演愛好家の立場でも新しい経験をした。レンの歌を聞く時、しばしば悲しくてとても嬉しかった。確かに物足りないが、本当に格好良かった。

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