04「えんとつ町のプペル」振り子時計を作った人の話。
その4は「印刷テストの結果」の様子=それぞれの特性や良い点悪い点の考察と精査。
製品化に当たって大事にする点は何だろう?を現在進行形で追記しながら書き終えました。
第1案。まず手元に届いたのは、素材名「白PET」という合成紙。
こちらは屋外に貼られるポスターに多用される雨風にも強い紙です。そのほか飲料水のラベルなどに用いられる素材です。
加えて対候性の高い(=発色が長持ちする)インクで印刷された経年劣化の少ない印刷となっています。
ただし印刷自体は屋外でも掲示可能な「色褪せしにくい/水気に強い印刷シート」ですが、振り子時計は精密機械で非防水仕様(つまり雨風に弱い)ですので屋内でのご使用を想定して制作しています。永くご愛顧頂くためにも屋外でのご使用はお控えください。
さて、早速「白PET」テスト印刷から。
マットコートを選択しているので、光を受けても反射が少なくしっとりした素材感。
※ご注意:試験印刷の為、以下の点で最終デザインとは異なります。
・画像使用契約締結後、株式会社NISHINO様から支給された高解像度の画像ではありません。このテスト後に確定される商品版は、より鮮明で詳細に絵本の世界が再現された画像に差し替えます。
・ロゴの位置は変更します。
続いて第2案。本日届いた「ユポ紙」テスト印刷の御紹介。
地色の青白いPET紙に比べ、こちらの地色は、ほんのり生成り色で、PET紙同様のマットコートですが、表面がよりスモーキーに表現されています。
振り子拡大 左:PET/右:ユポ
実はお昼前に届いてからついさきほどまで悩みに悩んでいました。
PETは発色が明るい、その分微妙な月明かりの雲海の空色が飛んでいる。
ユポはトーンが落ち着いていて原作絵本の印刷に比べおとなしめで全体に煙ったような風合いがあります。
どちらも良い点がありますが、決め手としたのは「白い時針・分針を配した時に、より見やすい」「落ち着いたトーンがもたらす高級感」「照明に照らされたときの反射が少ない」この3点からユポ紙を採用することにしました。
正式な高解像度版の印刷シートを先ほど発注済みです。
あと大切な事は、悩んだ末に決定したこの答えを「正解にする」こと。
スケジュールを確認すると、12日後に私の手元に届くスケジュール・・・24日ですね。この日はなんと映画プペルの上映日前日のクリスマス・イブ!
思い立ってプペルの振り子時計を作り始めたのが2020年11月の初旬。
株式会社NISHINO様とのやり取りでお返事を待つ時間を除き、1日も先延ばしにせず今日までデザインやテスト印刷を重ねてきましたが、ちょっとした奇跡みたいに、上映日前日からの発送が可能になります。
今から御予約を頂ければ、先着10点ほど限定で12月25~28日にお届けすることが可能です!(北海道・沖縄・離島を除く)
(なお、たくさんのご注文があった場合は、順次発送とさせていただきます。1人で企画・制作・発送までを行っているため、なにとぞご了承くださいませ。)
>えんとつ町のプペル 振り子時計-販売サイトBASE
https://sdr.base.ec/items/36792162
>「えんとつ町のプペル」振り子時計を作った人の話。
https://note.com/karakurido/m/m7dda1258bdaf
>番外編:なぜ自分が西野さんを応援しているか。
https://note.com/karakurido/n/n428052008724
<コラボ作品の販売の仕組みについて>
関野絡繰堂では、コラボ作品は売れるごとにデザインフィーを作家さんに支払っています。
レッサーパンダ時計は地元動物園への寄付金を積み立てています。
本作は販売数に応じて西野さんのクラウドファンディング商品を購入予定です。
微力ながら彼らのチームを支援する目的も持っています。
現在、関野絡繰堂*BASEで、仲間の描いたデザインをTOPページにまとめています。こちらもぜひご覧ください。
関野絡繰堂*BASE-TOPページ
https://sdr.base.ec/