あの本どこやったっけ?がデジタルでも起きてしまう恐れ

2021年。政府はようやくDX - デジタルトランスフォーメーション - だって言って紙文化をデジタルに置き換えていこうとしてる。
でもハンコ一つなくすのでも大騒ぎだからね。どれだけかかることやら。

それに比べたら民間の動きは早いもので、まさにこのnoteだってデジタルサービスで。
この記事を見に来れるようなみなさんはすでに日本のDX上位数割に位置するってことになるんですかね。

そんなみなさんでも書籍の方はどうでしょうか?
私の知り合いに聞いてまわるとまだまだ紙の本で読む派が結構いて、なかなか電子書籍への移行は時間がかかりそうだなぁと思っています。
(紙の本が完全になくなるとは思えないので、移行って言い方はちょっとアレですが)

ちなみに私は中途半端な感じで、できるだけ新規購入するものは電子書籍で買うようにしてるのですが、電子では出てないものは紙で買ってしまうし、電子で出るんだけど発売日が微妙に遅いものも、我慢できなければ紙で買ってしまう。
あと、紙で買い始めたコミックスなんかもそのまま紙で買い続けてます。
なんか嫌じゃないですか?途中から電子で買うの。
とまあこんな感じで全体でみると7割電子、3割紙くらいかな。

元々本をよく買う人こそ電子書籍のメリットは分かると思います。
すなわち保管場所。
本を速いペースで買う人間って早晩この問題にぶち当たる。
家が常人より広い、本を収めるためだけの部屋がある、みたいな特殊な人は別として。
普通の人は自室がどんどん本で埋まっていってしまっていよいよ読み終わったやつは売るなりして処分しないとって状態になってたと思います。

そこへ現れた電子書籍。
スペースが圧迫されない素晴らしさ。
さらに、何百冊買おうがデバイス一つで読めちゃう。
本棚からあの本どこやったっけ?ってやる必要すらないわけです。

というところがメリットだと思っていたんですが。


ちなみに私はAmazon Kindle で電子書籍を購入してます。
おそらく電子書籍サービスの中ではもっとも広い範囲をカバーしてると思われるので。
もちろん他にも電子書籍サービスがあります。

最初のころ私はkindleが一番取り扱い広いし、Amazonなら潰れる心配ないしこれ一択でいいじゃんって思ってたんですが、他のサービスだと結構頻繁にセールをやってたりするんですよね。

有名なのだと角川の BookWalker 

ラノベやコミックに強くて、書籍はそっち系しか買わないって人であれば選択スべきサービスだと思います。
というのも、いわゆるポイント還元がいいんですよね。
キャンペーン中なら20%近くまで還元されたり、予約注文やまとめ買いならボーナスが付いたり。
このへんのキャンペーンがkindleより強い印象。

もう一個最近サービス名が変わったってことでキャンペーンやってるDMMブックス。

いままさに新規入会キャンペーンやってるんだけど、思ったより人気だから期限が早まるとのこと。

DMMは4月8日、電子書籍サービス「DMMブックス」で実施中の初回ユーザー向け7割オフキャンペーンを早期終了すると発表した。当初6月30日までの予定だったが、4月12日11時59分までに短縮した。「想定を上回る反響があったため」と説明している。

最初の購入で100冊までは7割引で買えるって、これだけのために登録してもおいしい。
私も登録して今買うもの吟味してます。


こんな感じで、電子書籍のサービスも色々でてきて客を囲い込もうとあの手この手のキャンペーンを展開している。
どんなサービスでもそうだけど、こうやってライバル同士バチバチやりあってもらうと消費者はお得に買い物できるんだよね。
強いとこが決まっちゃって独占、寡占状態になるとサービスは悪くなる傾向にある。

だけども別の問題があって。
複数のサービスを登録してあっちこっちで電子書籍を買ってると。

「あの本どこやったっけ?」(タイトル回収)

ってなるよね。
いや~~一元管理したいい。
これが電子書籍利用する上での悩みかな。

キャンペーンに踊らされないで一つ所で買うのも手段だけども。
お得だってわかってるのにそっち利用しないのもモヤモヤする。

「電子書籍は、閲覧する権利を買っている」ってのが身にしみるね。
データはあくまでプラットフォーマーのもの。
先に上げた各サービス(Amazonも含め)潰れないって保証はなくて、現行法だとその場合購入してた書籍は全部読めなくなっちゃうからね。

これこそ、NFTとして扱って、どの媒体でも閲覧できるってならないかな。
紙の本と同じく、購入したらそれはもう購入者のモノって扱いになってほしい。

紙とデジタルのいいとこ取りみたいな仕組みできないもんかな。




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