おい、さっきみせたやつやらせろよ! 広告詐欺ゲーム
Twitterだったり、ニュースサイトだったり色んな所で見かけるスマホゲームの広告。
一見面白そうに見えるものもあるんだけど、そんな中には実際のゲームと内容が異なるものが混じっている。
いわゆる広告詐欺だ。
こういった広告、見かけたことがある人も多いんじゃないだろうか?
実際に動かせるつくりになってるものも多く、左のやつは仕切りを上手い順番で抜いて財宝をゲットしよう、というもの。
ちょっとしたパズルですぐにわかるようになっているから、つい手を出してしまいたくなる。
そして恐らくそのちょっとやってしまう、というのがゲームのDLにもつながるのだろう。
しかし、もう少し歯ごたえあるステージをやらせてくれ、とDLしてみるものの実際には内容が全く違うゲームでがっかりすることになる。
どうして広告詐欺がはびこるのか。
よく言われてるのが、ゲームの広告作成依頼というのはかなりの数出されるそうで、請け負った広告会社も、最初はゲームに忠実にやっていたものの、だんだんクリエイティブのネタが尽きてくると。
同じような広告では人を集められないからね。
すると多少内容を誇張したものをやりだすのだが、これが思いのほか数字を稼いでしまう。
やがてエスカレートしていき、ゲーム本編とは全く関係ないものに変わり果ててしまうといった流れだろうか。
詐欺そのものは許されないことで、どうにか是正されないものかと思うのだが、この人を惹き付けるクリエイティブはなにか活かせるような気がする。
パッと見でゲームをDLさせるほど人を突き動かす魅力の出し方、シンプルに画面映えとか、そういったもの。
世の中遊んで見れば面白い、と言うゲームは多いのだが、実のところ遊び始めてもらうには「面白そうに見えるか」というところが最初の関門なので、その突破口のヒントとしてこれら広告詐欺は勉強になるのかもしれない。
ネタではあるんだけど、この広告詐欺のゲームを実際のゲームとして作ってしまった事例もあったりして、逆転の発想でゲームづくりをするのも面白いかもしれないね。
アイちゃんが遊んでた。
最近見かけた制作現場では、この辺の「手にとってもらうためのとっかかり」にも十分工数を割いてて、ある程度ゲームが出来てくると広告関連の人も交えて、どういったクリエイティブにするかといった話し合いがなされていた。
場合によってはフックになりそうな要素をゲームに追加実装したりもするわけだ。
娯楽が溢れている今の時代、広告の魅せ方は避けて通れない。
詐欺はいかんけど、広告負けしないだけの「引き」をもたせて作る意識も大事だ。
なんでも頼んだらバズらせてくれる人は便利なんだけどそーいう人はお高いのよね。
いざというときのために、自分も勉強しておこうかな。
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