野木康太郎

趣味で小説を書いています。SFやナンセンスを取り入れた少し奇妙でブラックな作品が多めです。

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    最近の記事

    夢日記:ソープランド

    ソープへ行ったら受付が知り合いの女の子だった。とても気まずくて即座に店を出ようとしたけれども向こうもこちらへ気づいてしまったので、ここで逃げたら余計に恥ずかしいような気がして、いっそのこと開き直る戦法へ切り替えた。飲食店へ入るときのように人差し指を立てながら「ひとり」と堂々言うと、向こうは「こういうとこ来るんだ」というような顔をしてるような気がしたけれどあくまで胸を張った。やがて部屋まで案内するボーイがやってきた。なぜか南海キャンディーズの山ちゃんだった。どういうわけか受付の

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      • モグラ獣人

        閉塞感 ただようトンネル 掘りすすむ 開化をめざせ おれたちゃモグラ

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        • ジャイアニズム

          その悲劇 わたしのものよと 世間様 やもめの幸福 決して許さず

          • 不眠不定

            眠れない ああ眠れない 眠れない 明日も特に 予定はないけど

            • 南瓜夜

              ハロウィンに 盛りの街へ 繰り出せば 自家より感じる 絶対の孤独

              • 輪廻

                AVの 会社の跡に 保育室 たまごとにわとり どちらが先か

                • 天然色

                  黒髪で 生まれてくるのが 普通だと 摂理説く師の ごま塩あたま

                  • 芋掘りロボット

                    地球上に男が生まれなくなってから長い年月が経った。子孫を生むことができず、とうとう人類はひとりの女を残し絶滅してしまった。 涙も枯れ果てた地球最後の女が荒廃したかつての都市をさまよっていると、空から何かきらきら光るものが降ってくるのが見えた。鉛筆のような形をした宇宙船だった。 宇宙船はぐんぐん近づいてきて、轟音をひびかせながら女の眼前に着陸した。女が呆気にとられていると宇宙船のハッチが開き、中から人影が現れた。 「うへえ、やっとこさ着陸できただ。うーん、なーんもねえな。

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                    • カクヨムにて現代ファンタジー(?)作品を投稿しました。noteに挙げているものとは少し毛色の違う話です。他人の子どもを平気で叱れる、化石のようなカミナリおやじが主人公です。よろしければ、ぜひぜひ。 『トオルおじさんの電撃的な日々』 https://kakuyomu.jp/works/1177354054881660180

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                      • つい最近のことですが、『こちらあみ子』を読んで衝撃を受け、でも著者の今村夏子さんはWikipediaで「半引退状態」と書かれていて、新作は読めないのかなあと消沈していたところ、芥川賞候補のニュースが。ここ数日で一番興奮しました。

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                        • 一本だたら

                          猛吹雪の中、私は重いリュックを背負い今にも倒れそうになりながら雪山をさまよっていた。一歩一歩雪を踏みしめるごとにまぶたも少しずつ下がっていき、激しい雪と風は容赦なく全身を突き刺した。朦朧とする意識の中、私はなぜ自分がこんな状況に陥ったのかを思い返していた。 そうだ、会社の先輩が社内レクリエーションとして企画した雪山登山イベントに参加したのだ。私はいかにも体育会系なその先輩のことが苦手だったし、そもそも集団行動が嫌いなので、人数が少ないからと誘われても一度は断った。だが先輩は

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                          • 「ちくわの日」

                            「どうも、みなさん、こんちくわ! んー?声が小さい!こんちくわ! 恥ずかしがっちゃダメ!こんちくわ! んー……まあいいでしょ。ギリギリ合格。 あ、そこの君、ちくわがへにゃっとなってます。手首が曲がってるんですよ。ほら、私のを見て。ピンとしてるでしょ。ピンと。君も同じように、ほら立てて。腕は床と垂直、ちくわの穴が天を突くように。うん、よろしい。きついとは思いますがレクチャー中はそのままをキープです。私もずっとこのままで話をするんですから。 あらためまして、皆さんこんち

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                            • 天狗の星

                              星の降る夜たぁ、うまいこと言ったもんだ。 今にもこぼれ落ちそうな満天の星空を眺めながら、船大工の海造さんはそんなことを思いました。 ふと海の方へ目をやれば、まっくらな闇の中で水平線はまったく見えません。まるで海と空とが溶け合って、ひとつながりになってしまったようです。 いま船をだしゃあ、あの星のところまで漕いでいけるんじゃねえかな。 海造さんは、ごりごりとした四角い顔のオヤジです。荒っぽい漁師たちの間で生まれ育ったものですから、口もわるく、けんかっぱやい性格でもありま

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                              • ミスターバッカルコーンズ

                                黒いシルクハットをかぶった口髭の紳士はミモザの咲き乱れる彼の庭に白いテーブルを置いてお茶を楽しんでいた。 細く長い足を組み、カールさせた髭をときおりピンと伸ばし、離してくるっと元に戻る様子を眺める遊びに興じていたが、しばらくしたら飽きてしまいポケットから鎖のついた懐中時計を出した。 時計の針をしばらく眺めた後、紳士はふぅと溜め息をついてお茶を一口すすった。 すると小さな羽虫がどこからか飛んできて紳士のシルクハットのうえをクルクル飛んだ。 「おや、君のようなものは招いて

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                                • ひらきなおる

                                  雨には負けるし 風にも弱いし 雪とか夏の暑さとかマジ勘弁 いつでも寝不足 金が欲しけりゃ女も欲しい 希望叶わずいらいらしながら 作り笑いを振りまいている 自炊はしないし貯金もせずに 肉だの酒だのかっくらう 港区あたりの タワーマンションなんかに住みたい 東に鬱の上司がいようと 放っておき 西に疲れた社畜がいれば 知ったことかと言い 南でデスマーチが始まっても そそくさ帰り 北で案件が炎上しようが 我関せず それでいて 誉められたい 認められたい 評価されたい 決して批判は受け

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                                  • マッシュポテトおじさん

                                    日曜日の昼下がり、僕は前々から行きたいと思っていた、話題の立ち食いステーキ屋に入った。昼食時は過ぎているにもかかわらず店内は混んでいて、人気の高さが伺えた。 席に案内されて店のシステムを教えてもらったところ、厨房の入口に設置された専用カウンターで自分が食べたい量の肉をグラムで注文するとのことだ。 サーロインステーキを200グラム頼んだ。まだ若いシェフは冷蔵庫から肉をどんと出し目の前で切って見せた。切り取った肉を計りに乗せると、223グラムだった。 「ちょっと多いですが、

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