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人のこころとからだ まとめ

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私たちの「こころ」や「からだ」について書いた文章をまとめています。こころとからだは、一つの現象の二つの現われであると思っています。人という営みは、個人のこころとからだを通して、多…
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#方法

物質のヴェールをめくって

『野口整体の「方法」講座 第二弾』がおかげさまで盛況の内に終わったのも束の間、オンラインでの『老いの美学』講座が始まるので、そちらも頭をフル回転させながら第一回を迎え、何とか無事に終えることができました。 どちらも気合いを入れての新講座だったので、ここ一ヶ月くらいはずっとどこか落ち着かないままに、ひたすら本を読みあさって勉強ばかりしていたような気がします。 『方法講座』は今まで自分の積み重ねてきたことの振り返りとアウトプットが主題となり、『老いの講座』はこれから自分が歩ん

引き算の美学

日本文化の様式が語られるときに、「引き算の美学」という言葉で語られることがあります。 これは整体の創始者である野口晴哉の思想が語られるときにも、しばしば用いられる言葉ですが、私たちはより良い物を作ろうとするときに、良い物をアレもコレもとどんどん付け足していく、そんな「足し算」的なやり方をしていきがちです。 ですが、前回の記事(「人を育てる結界術」)で紹介したエピソードにも通じますが、日本文化や日本の美意識というのは、その逆にむしろいろいろな物をどんどん引いていく「引き算」

人を育てる結界術

ある方が、自宅の部屋を近所の子どもたちに「遊び場」として開放していました。 私物もいろいろあるので、開放するときには私物をその部屋の片側に全部寄せ、そこにヒモを張って「触らないでね」というような注意書きを書いていたそうです。 ただ子どもというものは、ダメと言われれば気になるもので、そんなところにもちょこちょこ入り込んでくる。イタズラっ子でもいればなおさらです。それでそのたびに「こっちは触らないでね」といちいち注意をしていました。 でも、そんなことがたびたびくり返されるう

癖や歪みといった滑稽を愛す

『野口整体の「方法」講座』が、おかげさまで無事に盛況の内に終えることができました。ご参加いただいた方々ありがとうございました。 とりあえず、野口整体というメソッドの滋味豊かな断面というものを、みなさんにお伝えすることができたかなと、少なからぬ手応えを感じられたような気が致します。 『山上亮』というフィルターを通して見える野口整体の景色は、おそらくかなり独特に歪んでいたり、色づいていたりするのだと思いますが、そういう独特な歪みや癖をみなさんに愉しんでもらえたのなら、私も本当