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人のこころとからだ まとめ

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私たちの「こころ」や「からだ」について書いた文章をまとめています。こころとからだは、一つの現象の二つの現われであると思っています。人という営みは、個人のこころとからだを通して、多…
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#シュタイナー

思考が成ろうとするカタチ

1.シュタイナー自伝を読むシュタイナーの文章を読んでいると、「いったいこの人の頭の中はどうなっているんだろう?」と思わないではいられません。 シュタイナーの描き出す表象世界はとにかく壮大かつ緻密で、なおかつそれを普段まったく聞き慣れない神秘学用語で構築してゆくものだから、慣れない人は一瞬にして置き去りにされてしまいます。 私もシュタイナーを読み始めたときには、何度置いてけぼりにされたことか知れません。 一つのセンテンスを何度読み返しても、書いてあることのイメージがまった

ローズメリアの冬至のワーク

先日、安城でシュタイナー教育の学びを中心に20年間活動を続けてきた「ローズメリア」という活動のファイナル企画に参加させていただきました。 私も野口整体の子育て講座や、魔女修行なんていう不思議な講座をしながら10年ほど関わらせていただきまして、熱心な参加者の方たちに支えられて、とても充実した講座を積み重ねていくことができました。 その20年の活動の締めくくりとなる本年は、いままで繰り返されてきた季節を祝福するように、夏至と冬至の2回の集まりをすることになり、その最後となる冬

冷えと反感、熱と共感

「共感」と「反感」という2つのベクトルは、私たちの営みのあらゆるところで働いていて、そのどちらも非常に大切な働きを担っています。 たとえば私たちが何かを「食べる」ということは、食べ物を吸収して自分自身に取り込んでいるのですから、それは食べ物に「共感」していると言えます。 たいして私たちが何かを「考える」ということは、私たちの中にある漠然とした概念を、言葉として吐き出し、外側から客観的に捉え直すことですから、それは「反感」の働きと言えます。 シュタイナーの考えでは、幼少時

スピリチュアリティ(霊性)について

以前、「マインドフルネス・ビレッジ」で行なった藤井隆英さんとのオンライン対談「スピリチュアリティとマインドフルネス」の中で、私が語った部分(25分ほど)の、レジュメというかテープ起こしというか、そんなものをアップします。 曹洞宗の僧侶である藤井さんが「禅とスピリチュアリティ」について、そして私が「整体とスピリチュアリティ」についてお話ししまして、その後皆さんでシェアリングを行うという、そんな会でした。 実はこのとき私はコロナ上がりの自主隔離中で、何となくボンヤリしていたん

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holos.TALK 003【MOTOKO×井出武尊×山上亮】

以前出演したYouTubeライブ『holos.TALK』のアーカイブをシェアします。 『holos.TALK』は、前回ご紹介した『ホニャララLIVE』のMCである井出武尊さんと、ヒーラーのMOTOKOさんがゲストを迎えて行なっているオンラインLIVE番組で、こちらにもお声掛けいただいて出演いたしました。 番組では、「魔女」というキーワードから「おがくずの神聖性」「名も無き家事」「わざわざ手間を挟む」「笑ってごまかさない」「ファンタジーの必要」「自分で決意する」…などなど、さまざまなテーマへとトークが拡がりました。 けっこうしゃべりすぎてしまった感もありますが、私がふだんから考えていることをいろいろお話しすることができたかなとも思うので、ぜひぜひご覧になっていただければ嬉しいです。

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ホニャララLIVE 060【yuji×井出武尊×山上亮】

以前出演したYoutubeライブ『ホニャララLIVE』のアーカイブをシェアします。 『ホニャララLIVE』というのは、星読みヒーラーのyujiさんと、子どもの遊具や遊び場のデザインをしている井出武尊さんのお二人が、さまざまなゲストを迎えて三人でいろんなトークを繰り広げていくという、ライブ感覚満載のオンラインLIVE番組です。 MCのお二人はそのお話もトークの掛け合いもとても面白く、また考えていることも非常に共感できることばかりで、参加していてとても愉しい時間を過ごしました。 キーワードとしては「風の時代」「身体性」「ルーツ」「感覚」「自分の動詞」などが挙がりましたが、もし上記のキーワードにピンと来るものがあったら、ぜひぜひご視聴いただければと思います。