思考が成ろうとするカタチ
1.シュタイナー自伝を読むシュタイナーの文章を読んでいると、「いったいこの人の頭の中はどうなっているんだろう?」と思わないではいられません。
シュタイナーの描き出す表象世界はとにかく壮大かつ緻密で、なおかつそれを普段まったく聞き慣れない神秘学用語で構築してゆくものだから、慣れない人は一瞬にして置き去りにされてしまいます。
私もシュタイナーを読み始めたときには、何度置いてけぼりにされたことか知れません。
一つのセンテンスを何度読み返しても、書いてあることのイメージがまった