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これから油絵を始める人向けの道具の揃え方

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要約

・オンライン通販は1万円以上のまとめ買いをしないと、配送料で高くつく
・リアル店舗は『ホルベイン』という画材メーカーのホームページで取扱店舗を検索して見つけよう


油絵とは

ゴッホの『ひまわり』と、ダ・ヴィンチの『モナリザ』、全く違う画風ですが2つとも油絵です。
油絵とは色の元となる顔料を、特殊な油で溶いた絵の具を使った絵の総称のことを言います。
幅広い絵が描けるのが油絵なので、ぜひ色々と検索してほしいです。
きっとたくさんの絵が油絵で描かれていることを知れて楽しいと思うからです。

必要な道具一覧

・筆
・絵の具
・ペインティングオイル
・ペインティングナイフ
・筆洗い液
・キャンバス
・パレットor牛乳パック
・下書き用の木炭・練り消しor水彩絵の具
・ティッシュor要らない手拭い
・上記を入れる収納カバン

リアル店舗の探し方

ホルベインという画材メーカーのホームページで取扱店舗を検索して見つけてみましょう。
ホルベインの商品を置いてない店はそもそも油絵の道具を売っていないと断言できるくらいの老舗大手なので、ここを見れば間違いないです。
ホルベインの取扱店舗(https://www.holbein.co.jp/shop/)

おすすめオンライン通販ショップ

世界堂(https://webshop.sekaido.co.jp/)
夢画材(https://www.yumegazai.com/)

アマゾンや楽天の安い商品はめちゃくちゃ絵の具などが小さかったりして、長く続けたい場合は専門ショップで買うのが一番安上がりだと思います。
ただしオンラインの専門ショップはだいたい一万円以上購入しないと配送手数料が取られ、それが何気に高いので、節約したければまとめ買いする必要があります。
そもそも油絵はお金がかかる上に石油臭い匂いが部屋に充満するため、手軽に油絵を試したいなら油絵の体験教室などで描いた方がいいでしょう。

道具別の揃え方アドバイス

コシがあれば安い筆で十分描けるため、文房具店やロフト・100均で揃えるのでオッケーです。
迷ったら小学生のときにお世話になった、ペンてるの筆を買おう。
腕が上がっても、丁寧な暮らしができるタイプの人間以外は高い筆を買うことをおすすめしません。
筆は消耗品ですぐダメになるので、絵に影響がないなら短いスパンで使い捨てるくらいの考えでいるのがおすすめです。

ペンてるの筆(https://www.pentel.co.jp/products/brush/paintbrush_neosable/)

絵の具

12色入りのセットをまずは買い、そしてこの12色を今後もメインの選手にするのをおすすめします。
理由は安い絵の具が使われているから。
絵の具は色ごとに値段がバラバラで、高い色・安い色があるのです。
まずは自分で絵の具を混ぜて色を作り、どうしても作れない色だけ購入する方が経済面では理に適っています。

筆洗液

筆を洗う専用の液。
大きな容量のものを買って、ジャムの瓶などに詰め変えるのがおすすめです。
筆洗い液の容器の蓋からよく液が漏れるので、小さい筆洗い液を買って持ち運ぶのはあまりおすすめしません。
液を捨てるときは新聞紙や布などに染み込ませて、燃えるゴミに出しましょう。

ペインティングオイル

色を薄めたり、伸びのいい絵の具を作る際に使うことが多いです。
乾燥すると黄ばんだり、光を反射したりなどする場合があります。
それを利用して完成した絵にオイルを一部分だけ乗せて、光の反射が楽しい絵を描いたりなど、書きたい絵によっていろんなことができます。
全く使わない人もいるため記事に載せるか迷いましたが、基本の道具ではあるため記載しました。
色々と種類がありますが、私はペインティングオイルにこだわりがないので、クサカベのネオペインティングオイルしか使ったことがないです。
誰かに初心者向きだと勧められた記憶があるので、初心者向きなんだと思います。
あとペインティングオイルを入れる油壺というものもセットで買うように言われると思いますが、買わなくても大丈夫だと思います。
私はオイルの容器の蓋にオイルを入れていつも描いてます。
余ったオイルは捨てて、蓋の内側をティッシュで拭けば色が綺麗なままですからなんの問題もありません。
几帳面な人も油壺ではなく、皮膚科でもらう軟膏入れがとってあればそちらに入れましょう。
画材屋の油壺は横もれする確率が高いです。

クサカベのネオペインティングオイル(https://www.yumegazai.com/Product/kk-103014N)

パレットナイフ

荒々しい絵を描く人が好んで使います。
使わない人は全く使わないです。
いろんな形があるため、気に入ったら使い比べてみるのも楽しい道具です。
絵の具の混色やオイルを混ぜての練りの調整で使う人がいるらしいですが、私が観測した範囲では見たことがないです。
みんな筆で済ませられるので済ませています。
上級者がやるくらいなのかな?
筆の方が混色も練りもうまく調節できますしそのまま塗れるので、よほどたくさんの絵の具を消費する大きな絵を描く以外でメリットはそんなに感じない使い方です。
それより筆の代わりにキャンバスに絵の具を乗せたり、切るようなタッチをつけたりするときに使うことの方が多いです。
それから乾いた絵の具を削って平らにし、絵を更地にして描き直したり、絵の具の層を見せたりするときにも大活躍します。
ゴッホのような絵の具もりもりの絵を描く人は必需品だと思いますので、絵の具を削るナイフを持っていてもいいと思います。

キャンバススクレパー(https://webshop.sekaido.co.jp/product/A000594)

下書き用の木炭と練り消し

キャンバスに木炭で下書きを書き、消すときに練り消しを使います。
練り消しは汚れたら練って新しい面を使いましょう。
下書きを描き終わったら、キャンバスを要らないタオルなどでよく拭いてから書かないと絵の具が濁るので注意してください。
でも個人的には水彩絵の具で下書きは描いたほうが、手間が少ない上に色も濁らないのでおすすめです。

パレット

拘らないなら開いた牛乳パックがおすすめです。
持ち運べる上に、折りたたんでから輪ゴムで閉じれば残った絵の具がある程度保存できます。

収納カバン

洗濯かごか100均の大きめのトートバックがおすすめです。
キャンバスごと入れて移動できる上に、道具が増えたときも安心。
木箱は拡張性がないため、拘りがある人以外はおすすめしません。

おまけ

私の油絵の収納を写真で見せます。
いつもF6サイズのキャンバス(410mm × 316mm × 20mm)で書いているため、この大きさのキャンバスが入るようなカバンに入れてます。


この道具で描いた私の絵です。

屋根瓦と猫
猫と汽車
墓守る狼


執筆 : なみねこ
サムネイル : 三凪

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