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#1 【宰相への道】他人に嘘をついても自分には嘘をつくな!

嘘は悪だという前提で進める。

「他人に嘘をついても自分には嘘をつくな!」

コレを見て、逆じゃないか?と思った人間が少なからずいるだろう。
しかし、逆ではない。
絶対に自分には嘘をつくな。

少し考えてみて欲しい。

例えば、

・明日の授業は休講だ(実際は授業がある)
・私は東大法学部の学生だ(実際は東大法学部落ち慶應義塾大学経済学部)
・私は大日本帝国陸軍大佐だ(実際は幹部育成のための士官学校を中退した)

どうだろうか。
この3つは、それぞれ、

・他人に対する嘘
・自分に対する嘘
・他人に対する嘘

である。

説明する。

・「明日の授業は休む(実際は授業に行く)」の場合は、自分がその授業に行くという選択と行かないという選択の両方が可能であるため、他人に対する嘘である。
・「私は東大法学部の学生だ(実際は東大法学部落ち慶應義塾大学経済学部)」の場合は、自分が東大法学部に進学できなかったため自分の過去をねじまげたことになる、つまり、自分に対する嘘である。
・「私は大日本帝国陸軍大佐だ(実際は幹部育成のための士官学校を中退した)」の場合は、中退しないという選択もでき、尚且つ、卒業生はほぼ大佐まで昇級できることが確定しているため、他人に対する嘘である。

何となくわかっていただけただろうか?
場合分けをするとこうだ。

●自分が過去現在未来その選択をすることが可能か
→・NO→自分に対する嘘
    ・YES→他人に対する嘘

要するに、自分の心に無いことをしたかどうかということで決まる。

他人につく嘘は、時に有用な場合があるが、
自分につく嘘は、自分の心を歪ませ、正常な判断力を奪っていく。

絶対に自分に嘘をついてはならない。


ーーここからは本編と関係ありませんーー
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