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太極拳

いとこのお姉ちゃんの影響で、映画「少林寺」に出演していたリー・リンチェイ(ジェット・リー)の写真集を買ったのが小学生の頃。
父親が少林寺拳法をしていたこともあってか、武道には昔から憧れがあった。

先日、子供の空手大会を見に行った際、中学武術のグループも何組か参加していて、とても興味深い演舞を目の当たりにした。
選手が、ある型のまま微動だにせず、動き出したと思ったら、手だけを動かし続けている。ひたすら手だけが動く。指の先まで細かく意識を張りめぐらせているのが伝わってくる動き。
ようやく足を運び始めたと思ったが、その足の動きも全てに細かく繊細に意識が行き渡っている。

アレクサンダー・テクニックでは、動いていようが静止していようが、どんな状況下でも、常に全身に意識を張り巡らせ、ずっと身体全体の関係性をRenew(更新+新たに)し続けるのが、大事なポイントのひとつとなっているのだが、何か共通点を見た気がした。

マーベル映画「シャン・チー」を観た時も、流れ続ける美しさの中に強さがある母親イン・リーの動きに、またもや憧れを感じた。
ジェット・リーの武術の基礎も、武術太極拳にあるという。

というわけで、太極拳を始めたくて仕方がない。
ただ、空手もヨガもそうだが、アメリカだけなのか世界共通なのか、エクセサイズとしての空手やヨガ教室は至る所にあるが、本来の空手やヨガを教えているところが非常に少ない。太極拳もきっとそうだろうな。

と思って、まずは検索してみると、いろいろな太極拳の動画が出てくる。
便利になりすぎる世の中は個人的にはあまり好きではないんだけど、こればかりは文明の利器さまさま。
いろいろ見た中で、中村げんこうさんのビデオが、すっと身体に入ってくる内容だったので、いい教室が見つかるまでお世話になることにする。

アレクサンダー・テクニックを通して学ぶ太極拳日誌のはじまり。

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