ヨーロッパ1人旅 旅行記⑤(イングランド編)

日程:2/13-2/16

行程:エディンバラ→マンチェスター→リバプール→ロンドン

スコットランドのエディンバラを凍えながら楽しんだ後は、南に下ってイングランドへ行くことにしました。しかし、いきなり電車が45分遅れに。この時点で旅行は14日目。多少の遅れには動じないようになっていました。少し予定から遅れながらも、マンチェスターに到着。マンチェスターは人口ランキングイギリスで9位らしいですが、高層ビルが立ち並ぶかなり発展した大きな街でした。マンチェスターに訪れた大きな目的はここ、国立フットボールミュージアム。近代的な高層ビルの中には、サッカーの長い歴史が詰まっていました。サッカーファンのみならず、サッカーに興味がない人でも十分楽しめます。

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次に訪れたのはマンチェスター・ユナイテッドの本拠地・オールドトラッフォード。「赤い悪魔」と呼ばれるヨーロッパ屈指の名門チームの本拠地です。スタジアム周辺にはチームの栄光の歴史が見て取れました。

一方で、対照的に水色がチームカラーのマンチェスター・シティーの本拠地、エティハドスタジアムへ。前者に比べて少し知名度では劣るかもしれませんが、近年プレミアリーグを何度も制覇している強豪です。

サッカースタジアムは通常中心地からかなり遠く離れたところにあることが多いのですが、マンチェスターの街自体がそこまで大きな街ではないので、両チームともトラムで簡単にいくことができます。しかし、同じ町のライバルということもあり、2つのスタジアムは真反対の位置にあるので注意してください。

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マンチェスターには、サッカーしかないのか。そんなことはありません。ジョンライアンズ図書館という美しい図書館があります。中は図書館というより博物館といったほうがいいほど貴重な書物がたくさんあります。一方で、マンチェスター大学の学生が、学習の場として勉強していました。もし僕がマンチェスター大学に通っていたら、多くの観光客がいるこの図書館は利用しないかなと思います。

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他にも、マンチェスターはロックバンドのオアシスを生んだ街。現在残念ながらオアシスが生まれたクラブハウスはなくなっていますが、跡地には記念ボードがあります。あと、マンチェスター市庁舎も美しいのですが、残念ながら工事中でした。

マンチェスターから電車で1時間海側に進むと、港町・リバプールに到着します。リバプールとマンチェスターはかなり多くの共通点があります。1つ目は、サッカーの街。両者とも1つの街にサッカーチームが2つあります。2つ目はロックの街。マンチェスターはオアシスを生み、リバプールはビートルズを生みました。

そんなリバプールでまず行ったのはビートルズの歴史を紹介した博物館「ビートルズストーリー」。中にはビートルズにゆかりのあるものがたくさん展示されており、たとえ興味がなくても、一度は必ず聞いたことのある名曲の裏側を知ることができます。僕自身は親の影響もあり、ビートルズは好きなのでとても楽しむことができました。次に訪れたのは、「ザ・キャラバンパブ」。ここで、かつてビートルズが演奏したといわれています。中では今でも地元のミュージシャンが毎晩ライブを開いています。僕は、ホステルの同じ部屋のフランス人と一緒にそこに行きました。僕が行った日もライブをしていました。すると、観客がそのアーティストに「Hey Jude」をリクエストしました。それを聞いたミュージシャンは即興でギターで演奏、観客も含めたパブにいた全員で「Hey Jude」を熱唱。最高の夜になりました。同伴のフランス人は先に帰り、僕はもう少しリバプールを散策。アルバート・ドックという港湾倉庫。夜になるとイルミネーションされ非常に美しかったです。ちなみにビートルズストーリーはこのアルバートドックの一角にあります。

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(1枚目上:キャラバンクラブ、1枚目下:パブでライブしていたミュージシャン、2枚目:ビートルズ像)

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(アルバートドック)

次の日は2つ目のポイント。サッカー関連の施設巡りへ。リバプールには、リバプールFCとエバートンFCという2チームがあります。この2チームの本拠地はわずか900mほどしか離れておらず、間を公園で挟まれているのみです。ただ、バチバチのライバル関係がありダービーマッチは常に白熱します。リバプールFCには南野選手も加入し、プレミアリーグも優勝しました。要注目ですね。ここで少し面白い落書きを紹介します。

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エバートンとはリバプール市にあるエバートン地区を指します。エバートン地区の壁に「L・F・C(Liverpool Football Clubの略)」がリバプールFCのチームカラーの赤色で落書きされました。それに対しエバートンFCファンは、自分のチームカラーの青色を使ってLに2本つけたし「E・F・C(Everton Football Clubの略)」としたのです。遊び心があってクスッとしてしまいました。

しかし、実際リバプールは港湾労働者の街。一歩住宅街に入ると寂れた雰囲気が伝わってきます。一方でマンチェスターは中国人系移民が急増しチャイナタウンがあります。町の性格も似ているのにこれほど差があるのも興味深いです。

イングランド最後は首都ロンドン。ロンドンは一度でいいから行ってみたいところがたくさんありました。大英博物館、ビッグベン、バッキンガム宮殿など、切りがありません。ヨーロッパ最大級の街というだけあって、高層ビル、交通量、交通網の発展度合いは東京に近いものがありました。

そんなロンドンでまず行ったのは、ビッグベン。残念ながらまたしても工事中。続いていったのはセントポール大聖堂。ここは、サンピエトロ大聖堂に続く世界第2位の大きさの大聖堂。その大きさに圧倒されました。そして、その後向かったのがバッキンガム宮殿。高層ビル街の中に突然と大きな宮殿が出現しました。意外性のある場所にあり驚きました。また、宮殿の目の前にあるビクトリア女王像の威厳が凄かったです。(下はセントポール大聖堂)

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昼食を済ませ、その後向かったのはナショナルポートレイトギャラリー。ここには英国史上の重要な人物の肖像画が飾られています。1300年代からシェイクスピア、エリザベス1世、ダーウィン、ビクトリア女王、エド・シーランまで幅広く、展示されています。個人的にはロンドンでもかなりおすすめのところと言えます。(左上:エリザベス1世、右上:チャールズ・ダーウィン、左下:エリザベス2世、右下:エド・シーラン)

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その後は、ロンドンの中心地ピカデリーサーカスへ。雨が降ってましたが、こうこうと輝くネオンが雨に反射し非常に美しく、にぎやかでした。

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翌日は朝一から大英博物館へ。文字通り古今東西のものを展示していました。モアイ像、ロゼッタストーンや古代インドの彫刻、アフリカのミイラ、南アメリカの部族の民芸品など所狭しと展示されていました。僕は美術館、博物館がすごく好きなのですが、ここはゆっくり回ろうと思ったら最低1日半かかると思います。そこを何とか5時間に抑えて、次はトッテナムホットスパースタジアムへ。いろいろサッカーの話をしましたが、僕が応援しているチームトッテナム・ホットスパーズのスタジアムに行きました。これがまたアクセスが悪いんです。最寄駅から徒歩30分ぐらいかかります。バスもそこまで本数は多くなかったと思います。しかし、スタジアム自体は非常に近代的で美しいです。すぐ隣にスーパーがあるのが意外でした。(上:大英博物館のメインエントランス、下:トッテナム ホットスパースタジアム)

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他にも、アーセナル、チェルシーの本拠地スタジアム、ウィンブルドンのテニスコート、ナショナルギャラリー、ロンドン塔などここには紹介していない様々なところに行きました。

ロンドンには多くの訪れるべき場所があります。僕は時間の都合上3日しか行けませんでしたが、あと2日多くとてもいいと思います。最後にロンドンといえばのタワーブリッジです。(曇り空ですが...)

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以上でイングランド編は終了です。次はベルギーに向かいます。


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