ヨーロッパ1人旅 旅行記②(マドリード・セビージャ編)

前回はバルセロナ編を書いたので、今回は西に、南に進んで首都・マドリードとスペイン南部の都市・セビージャの旅行記です。

(2/2-2/6)

まずはスペインの首都マドリード。バルセロナからは、電車で3時間弱。バルセロナに比べると、かなり都市化が進んでいました。「スペイン王国」なのでまずは宮殿に行きました。「日の沈まない国」と呼ばれたスペインの栄光を今でも感じられました。

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スペインといえば、闘牛も有名ですよね。

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ここはマドリードで1番、スペイン国内でも3番目に大きな闘牛場、ラス・ベンタス闘牛場。闘牛って実は開催している時期が決まっています。基本は夏です。それ以外の間、闘牛たちは、厳重な管理の下丁重に扱われます。個人的には、日本で言う相撲に近い感覚なのかなと思います。チケットも20€(2500円ぐらい)なので、夏のスペインに行ったらぜひどうぞ。

マドリードは芸術の街でもあります。世界的に有名なプラド美術館、「ゲルニカ」が収められている国立ソフィア芸術センターと言った、大きな美術館が2つもあります。プラド美術館には、スペイン三大巨匠と呼ばれる、ゴヤ、ベラスケス、エル・グレコの作品が数多く展示されています。(館内は撮影禁止だったので写真はありません。ご勘弁を)。本当に中は広く、駆け足で見て4時間ぐらいかかりましたね。それぐらい見応え抜群なところです。国立ソフィア芸術センターは、近代から現代の、いわゆる現代アートを展示している美術館です。アート作品を見てすぐにテーマなどを理解することは、審美眼のない僕にとっては難しいことですが、それでも横にある説明書きなどを読んで理解すると面白いものです。朝9時半ぐらいから動き始めたのに、この2つ見終わった時点で16:00前でした。都市化も進む一方で、「伝統的なスペイン」が残る街・マドリード素晴らしかったです。

では、前回みたいに、旅行雑誌などでは載っていないであろうマドリードの情報です。

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ここはマドリードの中心地、ソル駅前です。すごい人集りですよね。東京の渋谷みたいな感じでした。

また先程は、闘牛場を紹介し、オフシーズンの闘牛たちは大切に扱われるといいましたが、では闘牛場はどうなるのでしょうか?

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実は、オフシーズンの間、闘牛場は様々な用途でイベントスペースとして利用されます。僕が行った時は、フェスみたいなことをしてました。左下に見えるビニールテントの中でEDMがガンガンになっていました。

次に訪れたのはマドリードから電車で30分ほどにある小さな古都・トレド。1000年代からトレド王国として栄えましたが現在は丘の上にある小さな街です。この日はあいにくの雨。お目当ては、スペイン・カトリックの総本山、トレド大聖堂。世界遺産です。

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しかし、雨が降っている上に、なんと工事中。残念でした...

そんな中でも、美しい教会を偶然発見。

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サンタマリア・デ・ブランカ教会。実はもともとユダヤ人の礼拝所だったものを教会に転用したもの。カトリックの総本山にユダヤ人街があったことに驚きました。なんとなく、キリスト教建築っぽさがなく、少し東洋チックな感じがしました。個人的に。

マドリードに再び戻り、電車に2時間半ほど乗ってセビージャへ。セビージャはスペイン第4の都市で南部・アンダルシア地方最大の都市です。一言で言うと暑い!2月上旬なのに25度近くありました。まず行ったのはアルカサル。スペイン王室の宮殿です。かつてスペインは、イスラム教徒の侵略に遭っていました。その名残でイスラム風の建築がいまだに多く残っています。

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また、世界三大聖堂のうちの1つ、セビージャ大聖堂に行きました。(ちなみに後の2つはヴァチカンのサン・ピエトロ大聖堂とロンドンのセントポール大聖堂)。中は金ピカでした。下の写真は祭壇です。

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次に行ったのはスペイン広場。ここで映画が撮られたこともあるほど美しい広場です。

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これ何がすごいって、もう一回言いますけど2月上旬っていうことと、補正一切なしということです。ちなみにこの建物の中は州の役所みたいな感じです。あとは外国人の在留手続所みたいなところもありました。

セビージャはフラメンコ発祥の地の1つと言われています。そんなところでは、街中にストリートフラメンコダンサーが踊っていました。

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実はこの数分後、暑すぎてシャツ1枚になったんですが、その時肩にかけていた、パスポートと財布が入った鞄をベンチに置きっ放しにしてしまい、人生でトップクラスに焦りました笑。幸い誰も盗んでいなかったので良かったのですが、それ以降の旅行で肩身離さず、注意するようになりました。

以上でスペイン編終了です。個人的には、団体旅行で行くならバルセロナ、少人数旅行で行くならマドリードとその周辺、住むならセビージャです。次はポルトガル編をお送りします。

最後まで読んでくださりありがとうございました。

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↑ セビージャの街並み

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↑今回行ったルート

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