見出し画像

8.仲間を作ろう

 共通の趣味をもつ仲間を見つけましょう。お互いが読んだ洋書が気になるようになれば、自然と読みたい本も増えてきます。当然、買ったり借りたりも増えてきます。読みたい本があれば、たとえまだ読めない本であっても、机や本だなに置いておくと、次に本を読むモチベーションにつながります。また、つらくなった時、助言や励ましの言葉をくれるのも、仲間です。現在であれば、図書館やzoomで開催される多読会や、Twitterなどを利用すれば、仲間をすぐに見つける事ができます。自分は300万語程度読んだころに、Twitterで洋書クラスタの先輩方と一気につながりました。当時はGraded Readerから卒業して、有名どころの児童書に挑戦しているところだったんですが、TL上に次々と自分にも読めそうで面白そうな未知の作品が次々と流れてくるようになりました。図書館や英語多読実践者向け書籍の範囲を超えた瞬間だったのだと思います。おかげさまで印象的な作品にいくつも出会うことができました。仲間のおかげで継続できたといっても、過言ではありません。また、仲間は洋書で得た知識を吐き出せる貴重な相手でもあります。

 しかし、仲間が集まると、当然ながら実力の差が出てきてしまいます。継続すれば、10人に1人の実力は簡単に身につくでしょう。でも、10人に1人が集まると、信じられないほどペースや実力、継続年数の違いが見えてきます。同じスタートラインで始めているわけではないことを意識しつつ、情報交換や談話を楽しむとよいと考えています。

 自分の師匠や尊敬できる先輩に当たる人とも出会うと思います。考え方の違う人とも会うと思います。自分と同じ立場であれ、違う立場であれ、様々な意見を聞くことになるでしょう。『推論や仮説には反対意見を述べてもいいが、経験則には反論してはならない』という言葉をどこかで聞いたことがあります。自分は、もし、長い経験の中で学んだ教訓を教えてくれる人がいたら、その言葉は尊重して聞くようにしています。それはいつか役に立つと考えているからです。山にこもって一人で修行するスタイルでも成長するとは思いますが、行き止まりに続く道を選んでしまう可能性もあります。経験則を教えてもらえれば、行き止まりは事前に避けられることでしょう。

 また、もし、違う意見の間に挟まってしまったらどうすればいいでしょうか?英語という分野は、方法自体は正しくても、一つの方法で集中して時間を投入しないと、なかなか伸びにくい分野だと考えています。自分の場合は、しっかり考えて信頼できる考えの立場を採用した上で、余った時間を他方の考えの検証に使用します。例えば『〇×△の方法を守って1日1時間読むと良い』と先輩Aから助言されたとします。そしたら、1時間はちゃんとその通り読みます。そして、やり方の違う先輩Bに助言されたことも気になるのであれば、先輩Aの助言に従う1時間を終えた後で、先輩Bの方法も試してみます。これが違う意見の間に挟まった場合に、自分が用いる方法です。

 後半、話が脱線(趣味ではなく、ガチな方面へ😓)してしまいましたが、モチベーションを保つうえでも、仲間の存在は大きいと考えています。みんなで読書をするのも、楽しいものですよ!


※投稿に対するご指摘やご意見、ご感想などがあればぜひぜひお寄せください!