ReHacQに出演した三浦瑠麗さんへの感想

僕は三浦瑠麗さんが好きで、本も何冊か読んでいるし、SNS上に感想を書いたこともあるし、動画も無料・有料とわずいろいろ見ているし、文藝春秋のnote上の50回以上にわたる無料連載ももちろんチェックしました。

もともと知ったきっかけは朝まで生テレビでした。リアルタイムで論者の主張を交通整理していく頭の回転の早さと、美しい黒髪やアンニュイな表情に性的に惹かれ、他の番組を観たりエッセイなども読むようになり、論文をもとにした硬派な『シビリアンの戦争』という本もこのあいだ時間をかけて読み通しました

そして先ほどReHacQという情報番組での出演回を観て 「やっぱこの人すごく好き!」 と思ったので、その性欲の絡んだ気持ちの悪い愛情をこのnoteに綴ってみたいと思ったのです。

こうしてインターネット上に載せるのは 「もしかしたらエゴサで本人が読んでくれるんじゃないか…」 という男子中学生のような妄執も含まれているので、そうとう気持ち悪い文章になってしまうだろうと思うのですが、そういう醜さ汚さも隠さず出していくべきだというパンクロック信条で、赤裸々な心情を余さず書いていこうと思います。

まず動画のなにに感動したかというと、言葉選びのセンスとコミュニケーションのうまさです。

週刊誌のスキャンダル報道や下半身ネタへの興味関心を 「エログロセンセーショナリズム」 という言葉でまとめていたのはすごいと思った。そんな言葉はじめて聞いたけどめちゃくちゃしっくりきた。パズルのピースがぴったりはまったみたいに。

コミュニケーションのうまさを感じたのは 「なんで離婚したんですか?」 「メディア復帰のためじゃないんですか?」っていう質問に対しての応答です。

この失礼な質問自体は、高橋弘樹さんがあえて露悪的な客寄せクマになりにいっただけだと思うけど、その後に高橋さんが 「自分はわかってるけど世間は誤解するかもしれないから聞いておく方がいいと思って…」 みたいなことを言い出したときに 「その話法はやめたほうがいい」 とはっきり注意したところに感動した。

三浦瑠麗ファンの僕からするとこの質問はかなり気分悪くて、それだけならまだしもその後に高橋さんが 「誤解が解けないと三浦さんの仕事に支障がでるかもしれないし」 とかいって責任転嫁の言い逃れをしたように見えたので更にイラッとした。意図的に失礼な話題ぶっこんどいてなにを良い人ヅラしてるんだと。

でもそこで三浦さんが 「高橋さんの聞きたいことを聞くならいいけど、世間がどうとか言われても」 と的確に反論していたことで僕の気も晴れた。その後でちゃんと高橋さんも謝ってるし。

そこでなんでコミュニケーションがうまいと思ったかって言うと、反論のやり方がとてもスマートだったからです。

もし質問されてたのが三浦さんじゃなくて僕だったら 「高橋さんはただ露悪的な質問したかったんでしょ?見出しにつかって再生数あげるためでしょ?離婚ネタで視聴者を寄せ集めたかったんでしょ?」 みたいなメタバラシのブチギレ反論しちゃいそうだけど、三浦さんはあくまでショーを壊さず穏便に 「高橋さんが気になるならそういって聞いてくれればいいのに」 と、高橋さんのポジションを "照れ隠し" 的なところにすっと移動させてあげたように見えて、こりゃすげえ!と勝手に思ったのです。考えすぎかな…。

ちなみに後藤達也さんのことは今まで存じてなかったんですけど、今回の動画でものすごく素敵な方だなと思いました。三浦さんが言ってるように誠実なんだろうなと。まぁ一回動画みただけでなにがわかるんだって感じだけど。ファン心理としては 「三浦様がお墨付きを与えてるんだからきっとそうなんだろう!」 って感じ。

あとはただの感想になっちゃうけど、夫婦別姓の話とか子どもが姓を選ぶ話とかもおもしろかった。「そもそも姓って無くてよくない?」 というアイディアとか。

ところで前に上野千鶴子さんの記事で 「日本の保守派には伝統的に与えられている "女性論者" のポジションがあって、三浦瑠麗さんや杉田水脈さんはそこを獲得した人物」 というのを読んで 「えぇ~😟」 と思ったんだけど。 

三浦さんのプログレッシブな意見きくと保守派に媚びてるとは思えないんだよなぁ…むしろリバタリアンというか。
コロナのときもそうだったけど、政府主導の行動制限を批判しながら、酒のんだり出歩いたりする自由を重視すべきだと発信していた印象が強い。だから上野千鶴子さんの論評はどうもしっくりこない。

僕みたいな人間は地位も立場もないパンクロッカーもどきだから権力者追放!自由を寄越せ!と思うのはわかるじゃないですか。僕が日本維新の会に期待してるのはそういうとこなんですけど。

でも三浦さんは学位もあって会社経営もしていて自民党の政治家との交友もあるんだけど、現在の政府を肯定しているわけではなくて、だからいわゆる既得権益がっつりの保守派とはなんか違うとこにいるんじゃないかなーと思ってます。

ただ、なぜそう思うかというと最初のきっかけは 「美貌に惹かれた」 というめちゃくちゃ動物的なところなわけで。聞いた話によるとヒトという生き物は、美人の言葉をより信用してしまう傾向があるようですね。自分がそれにはまってしまっているとしたらおそろしい。けっこうちゃんと冷静に本とか読んでるつもりだけども、自分じゃわからないからなぁ。

内容が薄くなってきたので終わります。まぁ一言でいえばすごく見どころが多くておもしろい動画だったのでおすすめです。というただの感想記事でした。


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