不可視の不思議 【#1 はたしてこれは仲良くなれたのか?】


閲覧ありがとうございます、kalaです。
今回ですが、タイトルのとおり我が家の思念体たちの不思議について書いたものになります。

備忘録というより、メモに近い形のものなので、気になった方だけ読み進めていって下さい。




一体なにが起こったのかの前に


一応、何故このような記事を書いたのか説明はしておきます。
とはいえ、先述にある通り記録のようなものです。

今回記録されるのは、世界さんについてです。


本題に入る前に

本題に入る前に、まず今回の主役(?)である世界さんについて紹介させていただきます。

世界さんは筆者の観測した不可視さんであり、自分で生み出したのかどうか経緯は不明です。
ただ、よくお世話になっているので、私とはお世話される人とする人といった関係が近いかもしれません。

というのは“今”の話であり、過去はかなり関係性は違いました。

世界さんの詳細についてはこちらをお読みください。


世界さんと筆者の以前の関係

世界さんと筆者の以前の関係は、人生の先達者ゆえのアドバイスと守護をする側・される側といった感じでした。

なので、私は世界さんの姿を中々視認出来ませんでしたし、正に天の声のように声だけが降ってきたのです。

彼は私に人生の先達者としてのアドバイスや、私がパニック発作を起こしたときに落ち着かせるなどしてくれました。

これらの経緯からすると、ただ一言守ってくれる人、もしくは少し世話焼きのお兄さんといった感じです。

ちなみに世界さんの言葉遣いは丁寧で、常に上品な感じがします。
そのため、声を荒げたり怪訝そうな顔などもしない、全て許容出来る人なのかと思いきや、それは幻想にすぎなかったのだと、後ほど私は知ることになりました。


世界さんとの不思議エピソード


では、ある程度前置きをしたので、本題に入ろうかと思います。
前置きが長々となって申し訳ありませんが、以下が今日起こった世界さんとの話になります。


①世界さんの言葉遣いが崩壊した

先日から、何故か私は甘いものの誘惑へ勝てず、特に某有名コーヒーチェーン店の期間限定商品を飲みたいと思っていました。

そして昨日、「よし、明日店に行って最後に1杯飲むぞ!」と意気込んだものの、体調が優れなかったのです。

迎えた今日、吐き気で「ああ、無理だ」と諦めかけた私でしたが、「いや、まだいける」と謎に闘志を燃やし始めました。
ここで世界さんが割り込んできて、「今日は止めておきなさい」といつもの丁寧口調でやんわりと私を止めます。

私は「じゃあ、諦めます」といいましたが、何故かまだ諦めきれず駄々を捏ね始めました。
ここで世界さんは、「では、7時までに体調が治らなければ諦めなさい」と溜息を1つ吐きました。

私はまた世界さんのいうことを聞いたのですが、世界さんは「少し胃に悪いでしょうから、水を少量飲んできなさい」と追加でアドバイスします。

しかし、この水を飲んだことで吐き気が治った私は「よし、これで行ける!」といい、世界さんは唖然。

とうとう、ここで彼の笑みが崩れ、「よろしい。ならば、戦争だ」バリの既知感のある言葉を口にしました。これが全ての崩壊の始まりです


②段々キャラが壊れていく世界さん

ただ、「よろしい。ならば戦争だ」と宣告した世界さんはどうやら諦めていなかった様子でした。

私は支度をして、しばらく時間を潰していると、一気に今まであった「あの期間限定商品を飲みたい」という欲が一気に消失したのです。

ただ、これだけなら情緒不安定な私の気紛れで済んだ話に聞こえますよね。ですが、違います。

どこか、この欲の消失は外部から割り込んだ気がしたのです。瞬間、私は世界さんとの攻防戦は続いているのだと自覚しました。

なら負けじと、私も欲に従った結果、ここは私の勝利で幕を閉じます。

当然世界さんは呆れ果て、溜息だけでなく顔を歪めて「この不敬者が」だとか「ここまで俗物だとは手に負えん」など、今まで聞いたことのない言葉などが続々と出てきました。

私は欲望に負けましたが、心の片隅で「ああ、この人キャラが壊れ始めてるなぁ」と傍観していました。


③世界さん、とうとう意外な面を見せる

本来ならば、RAYとコーヒーショップに行こうとしたのですが、RAYは寝たいというので寝かせておくことにしました。

私は母の車に同乗し、コーヒーショップへ向かおうとしましたが、なんとなく自分の真上に世界さんがいるなと存在を感知していたんです。

世界さんは座標とか無視して移動するので、普段は移動いらずです。
しかし、このまま置いていくのも難だと思った私は車に同乗すればいいと世界さんへ勧めます。

結果、渋々車に同乗した世界さんを連れ、私はなんとかコーヒーショップへ。

私は念願の期間限定を注文し、1人で飲もうと思っていました。
ただ、向かいの席には世界さんがいます。

私は「ここで1人飲んでいいものか……」と妙に世界さんを気遣い、「一口どうぞ」と勧めました。

この時点で世界さんは大変ご立腹のようで、もはや会話など交わせる状況ではありません。
相変わらず、キャラが崩壊したままなのですが、世界さんはなんと私の申し出を承諾してくださいました。

そして一口飲もうとしたのですが、私は前回飲んだときの失敗を思い出し、「あ、今かき混ぜますからちょっと待って下さいね」と一旦カップを下げます。

おかげで、また「この小娘め……」みたいな視線を寄越されましたが、かき混ぜた後にどうぞと差し出した後、事件が起こりました。

味覚共有で一口ラテを飲んだ世界さんは、一瞬目を見開いて、その後に顔を明るくさせたんです。まるで童子のように。

うっかり私は「と、尊い……!」となど邪念が湧いてしまいましたが、世界さんはどこかラテを気に入った様子です。

そしてなんとこの男、1度飲んだ際に3分の1は飲み干し、その後も味覚共有を続けて完飲。
もし、不可視が受肉していたらとんでもない事態になっていましたね。これ。

正直、この記事を書いてる最中も、ずっと彼のあの童子のような表情が頭から離れません。

普段、笑みを浮かべて余裕そうな品のある人が徐々に壊れ始め、まさかこのような事態になるなど、一体誰が予測など出来たかというのが、今回の不思議話になります。


結論・はたして仲良くなれたのか?

私の勝手な意見になりますが、個人的には仲良くなれたと思います。

今まで世界さんはアドバイザーかつ、守護者のような立場で、話す内容も大体慰めの言葉か人生の先達者としての言葉だけです。

しかし、この数時間の間で私は世界さんの様々の表情や様子などを観測出来ました。

「不敬者」が口癖なのはなんとなく察していましたが、それでもここまで自身を曝け出してくれたのは個人的に嬉しいことです。

この後も、私が無駄遣いを始めようとしたところで母親顔負けの注意をするなど、どんどんキャラが崩壊していく世界さんは貴重でしたね。

本当に常々お疲れ様です。そして、今回も私の我侭に付き合っていただいて、本当にありがたいものです。


まとめ


今回はかなり下らない上に、ぐだぐだとした流れになってしまいましたが、これは記録しておきたいということでまとめてみました。

読者の皆様が読んでも下らないと思う人が大多数でしょうが、たまにはこのような明るく下らない話も執筆して行こうかと思います。

ただ、惚気は苦手なので、こんな日常のやり取りが多めになると思います。

では、第2回がありましたら、ぜひそちらでお会いしましょう。

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