5/6 習慣と執念が曲を作る

タイトル通りです。曲を作る意味については過去に書きましたのでご覧ください。

更新にだいぶ時間がかかったのは曲作りに忙しかったからです。現にこれは曲作りの息抜きに書いています。流し見してください。

習慣について 〜物事を習慣づけるには〜


私が初めて曲を作ったのは中学生の時です。あれから10年経ちました。10年続けていることってなかなか無いんじゃないでしょうか。

人が物事を習慣として身につけるには2週間続けることが大事だと本で読んだことがあります。これは的を得ていて、リングフィットアドベンチャーを続けられたのは2週間くらいやれたからだと思いますし、フィットボクシングがなかなか続かないのはまだ2週間連続して続けられていないからだと思います。

さて、この2週間をどうやって続けるか。私の場合(曲作り)を書き記そうと思うのですがあまり参考になりません。なぜならもう覚えてないのと苦痛だと感じたことがほぼないからです。

曲を作ることを習慣づけられたのは中学生の頃のおかげだと思います。あの時私は軽音部に入っていてギターを毎日弾いていました。
そして私は勉強が大層できていました。(自慢ではないですが万年学年一位でした)
なので私には勉強と音楽しかありませんでした。勉強に疲れたらギターを弾く。ギターで手が痛くなったら、飽きたら勉強をする。この繰り返しでした。
あの時私は勉強もできてギターが弾ける「賢いギターヒーロー」になりたかったんだと思います。結局なれたかどうかはわかりませんが、文化祭の時にかっこいいと言ってもらえたのでその人にとってはそうなれたのかもしれません。

ここで大事なのは「それしかなかった」という制約と「賢いギターヒーローになりたい」という明確な理想像です。
人は追い詰められると否が応でもやります。あまりにもきついと逃避すると思いますが。
私の場合はこの二つがあったから続けられたと思います。

では他の場合はどうでしょうか。例えでよく出てくるダイエットについて。
ダイエットというと結構漠然としていますよね。
では、「困窮している状況」で「好きな服を着たいのにサイズがないからそんなに好みでもない少し高いものを買わなきゃいけない」だとどうでしょうか。
困窮しているというのは今すぐに変えられないとします。例えば何かの事情で働けない、とか。これは制約ですね。
明確な理想像としては「好きな服をサイズに囚われず買いたい」とかでしょうか。ここまで明確だとモチベーションが保ちやすいですね。

制約と明確な理想像。ぜひ考えてみてください。案外見つかりますよ。


さて、次は執念についてです。

執念について 〜マイナスの感情こそが原動力になる…?〜


小学6年生の時、私のクラスは学級崩壊をしていました。先生が手をつけられないほどでした。
この時、私は大人は何もしてくれないと疑念や怒り、諦めを感じていました。

中学生の時、付き合っていた人と別れることがありました。その原因は親の反対でした。相手をよく思っていなかったそうです。
この時、私は親という存在は子供を自由にさせてくれないと嫌悪感を感じていました。

高校生になって軽音部があることを知りましたが、バンドを組んでからしか入れないということを聞き、私の中学校からは私しか進学しなかったので友達もおらず諦めました。
この時、私はこのシステムについてくそくらえだと思いました。

大人になってからも曲作りを続けています。10年になります。
しかしこんなに長く活動しているのにコンペには引っかからず再生数も伸びません。そもそも知識不足で曲の音が良くないです。私より若い子たちが人気になっている様を見ています。
この状況を見て私は自分に対して憤りを感じています。嫉妬もしています。口では他人事のように言っていますが、全く何も思わないわけないです。

私は常に疑念や怒り、諦め、嫌悪感、やけになり、憤り、嫉妬を感じています。

マイナスの感情こそが原動力になるというのはよく聞く言葉だと思いますが、これはかなり武器になります。綺麗事のようですが、続けるということはエンジンをかけ続けなければいけない。
喜怒哀楽の喜と楽も油にはなりますが怒と哀はなぜでしょうか、それ以上に燃焼させます。

最近テレビで村上隆さんの特集があり、美術史家・辻惟雄さんが「創作者はこんなマイナスな状況を作品に昇華させる力がある」と言っていました。創作に限らずそうだと思います。
「見返してやる」「かっこよくなってやる」、〇〇してやるというのは動機づけに適しているでしょう。

ただ、これの難しいところは一歩間違えるとエンストして長い間止まってしまうところです。なので執念はおすすめしません。正直言って習慣づけるだけで良いと思います。
ただ、創作者に関しては用法用量を守ってという感じで。まあそれができないから色んな人が病気になるんですけどね。

まとめ 〜習慣だけで良いです〜


習慣にするには外部への発信も良いと思います。人間は見られているとやらざるを得ないと感じる生き物ですから。私は毎日ツイートするようにしています。noteも更新できるようにしたいですね。



久々にこんだけ書きました。2000字オーバー、曲作りに戻ります。
今月曲出せるかな。
あまり自分が世間に過剰適応しないように努めています。これは趣味なのでね。音楽を生業にしている人はすごいと思います。

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