3/7 曲を作る意味
んなもんない。
(了)
…少し嘘です。
ただ、曲を作ることが自分や他人を救うことではないと言うのは確かです。
たまにインタビューで「なぜ曲を作るようになったんですか」と訊かれるアーティストがいますね。そこで何かしらの答えを返しているわけですが、「曲を作る人に憧れたから」という理由は私も共感できます。曲が作れるとかっこいいと思いますし。
「しんどい人を助けるため、救いたいから」という答えもありますね。「ファンのおかげでこの曲が作れました」とかも。
本当にか?
私はそんなことを一度も思ったことがないんです。私が僻んでいるだけかもしれませんが。
作れるから作るだけ、これに尽きます。
曲制作はゲームみたいなものだと思っています。人生全てがゲームだと言われればそうなのですが、普通のゲームが難しかった私にとって作曲はいつでもやめられるし目標設定も自分で決められる自由度の高いゲームだと思っています。
創作ってそういうものだと思っていて、例えば絵描きさんが自分の癖を全開にして好きなものを描くのと同じようなことです。
もちろん褒められると嬉しいのでまた作ろうとはなりますが褒められなくても作ると思います。うんうん呻きながら苦しみながらやっていますが本当に無理だったらやめてます。ええ塩梅ですね。
「さあ君も曲作ってみよう!」とはなりません。なぜならお金がかかる。物書きになった方がお金は浮くのでおすすめです。
でもやりたくなっちゃったらお金とか関係ないよね!(機材をポチる音)
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