2/28 好きなボカロP #3「いよわ」

これでボロ泣きでした。


今回はいよわさんです。この曲を聴いてふと思ったことがあります。


いよわさんの支持される理由は「意識的なズレ」ではないか


音のズレ

『たびのまえ、たびのあと』ではイントロ、サビのゲーム音のような音(ピロン、ピコンみたいな音)があります。この音が半音ではなくピッチがズレているように感じました。
ミクの声もうわずったりフォール(声が落ちる)したりするところが少しピッチがずれている。
どちらも悪い言い方をするなら音痴のような感じです。

さて、なぜこれが成り立っているのか。なぜ不協和音となりうるものが良い違和感として存在しているのか。
ピアノは普通のように感じます。ということはすべてがズレていてはいけない。

リズムのズレ

「たーん」ではなく「んたーん」って感じがするんですよね。「ピロン」が「ンピロン」って感じ。コンプで言うならアタックが遅いって感じ。
ドラムは常に一定。効果音的なメロディが若干遅れている。ボーカルはもたつくと良くないと思うのでリズムのズレはそんなになかった気がします。
あと要所で三連符入れてくるのでおっとっとってなります私は。


このズレがあるおかげでリスナーが「なんか、もう一回聴こうかな」となるのではないかと思います。この「なんか」がとても大事な気がします。

いよわさんが影響を受けたアーティスト


いよわさんについて調べていたところ、REDさんとの対談がありました。そこから引用するに
・カゲロウプロジェクトに影響されている
・川谷絵音さんのやってるバンドが全部好き(ゲスの極み乙女は耳コピしていた)
・ちゃんMARIさんと同じシリーズのキーボードを持っている。
・制作は感覚派


えっ、川谷絵音(以下敬称略)なの!??


私も好きでライブに行ったことがありますが、そう、そうなのか?と不思議に思いました。
特にゲスについて言及していたので、この曲なら当てはまりそうだと思った曲(一部分)をご紹介します。

2:43からピアノソロがあります。このコード進行やメロディの動き方は確かにいよわさんに近いかもしれません。


特にちゃんMARIはクラシックとジャズ出のキーボーディストです。なるほど、これならジャズを噛んでいると言っていたゆゆうたの考察が合うわけです。


言われると川谷絵音ぽさが出てきました。ただ、言われないとわからない。落とし込みが上手いなと思います。


おまけ


とまあ、これは一意見なので「へえそうなんだ」くらいでいいんですが、対談記事はぜひ読んでみてください。
ジャズ、ちょっと勉強してみようかなと思いました。あとズレとか外し方とかは私も使えるなと思ったので、やってみようかな。

stemデータダウンロードしときゃよかったあああああ

誰か持ってませんか…


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