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お別れ

2021年11月20日、午前9:45頃、最愛の愛犬クン太くんが18歳9ヶ月で天国へと旅立ちました。

昨日は学校で担当している授業の定期演奏会があり、8時にはもう学校にいたしバタバタしていることを母も知っていたので、気を遣って全てが終わってから教えてくれました。

私はよく母と電話をするので、昨日もいつものように帰り道に電話しようかなぁ〜と思ったのですが、なんとなく嫌な予感がして連絡できませんでした。なので、報告を受けた時はやっぱりか…と思いました。

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11月7日に母から
「くんたがご飯飲み込めなくなってきた」
とLINEが来ました。

9月に祖母が亡くなった時も、やはりご飯が食べられなくなってからがあっという間だったので心がザワザワして、とにかく日帰りでもいいから会いに行かなきゃ…と考えていたら、急に仕事が1日丸ごとキャンセルに。
あ、これは早く行けって言われてるやつだと思い新幹線に飛び乗りました。

夏ぶりに会うくんたは痩せていて、抱っこしたら持ってないみたいに軽い。軽すぎて小さな段差でもコローンと転んでしまう。
トイレも失敗してしまうので起きたらトイレまで運んで見守ったり、目も悪いから謎の隙間に挟まっちゃってそれを救出したり…。
一応歩けるけど、もう殆ど寝ているし、あまりにも静かに寝ているから生きているか心配になって何度も呼吸を確認してしまいました。

あと、これはブログにも書いたのですが、私はやたらめったら鼻が良くて普段からにおいも判断材料の一つとして使っています。
最後に会ったくんたからは、昔の幸せな香りは完全に消え去り、死に向かっているにおいだけがしました。
それが私としては強烈で、ショックで、いつまでも脳裏にこびりついてしまい、東京に戻ってきて少し寝込んでしまいました。
大好きだった太陽みたいなにおいは、もうそこには無かった。

お迎えが目の前まで来ていることを確信し、泣きました。

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実はクン太は12歳の時に心臓の調子が悪くなって、泡を吹いて倒れてしまったことがあり、一度お別れを覚悟したことがあります。
でもラッキーなことにお薬がとてもよく効いて(これはずーっと飲み続けてました)18歳まで生きれたので、本当に凄いと思います。だって18歳って人間で言ったら100歳ぐらいだもん。ほんとに凄いよくんた。

(昔おじいちゃんちで飼っていたマルチーズのクレバーさん(右)も19歳まで生きたので、長寿にするのが得意?な家系なのかもしれません)

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過去にそんな事件があったから、ビビリで凹みやすい私は「いつお別れが来るかわからないから、常に会うのはこれが最後だと思っておこう」と決意し
寂しさを誤魔化すために、会う人会う人に実家の犬がもうすぐ死にそうと言いまくっていました。死ぬ死ぬ詐欺です。文字で見るとひどいね。笑

そして考えすぎると全部夢に出てくるので、何回も夢の中でくんたを失いました。夢で死んでるなら現実では生きてるから大丈夫!みたいなよくわからない安心の仕方をしていました。

そんなわけで、6年間で凹む準備万端!!!だと思っていましたが、全然ダメ。ぜーんぜん悲しい。
あまりにも涙が出てくるからびっくりしました。

覚悟できる死なんてこの世には無いみたいです。

老衰や病気で弱っていくのを最後まで見届けたとしても「仕方ないね」なんて簡単に割り切れないのが、生きているものが死ぬということなんですね。残された側はその事実と一緒に生きていくしかない。

(事故死とか突然死は本当に受け入れられないだろうな…。)

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なんだか長くなってしまいました。ここまでお付き合い下さった読者の皆様ありがとうございます。

最後にクン太さま。
生まれてきてくれてありがとう!
うちに来てくれてありがとう。
たくさん、ありがとう。
ずっと大好き!またいつか会おうね。

岩崎花保

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