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岩崎花保1stアルバム「星のセレナード」

皆さんこんにちは。
フルート奏者の岩崎花保です。
この度、フルート人生22年目にして初のソロCDを発売することとなりました。

7月1日から予約スタート、そして7月16日の大阪公演、7月22日の名古屋公演、7月23日の東京公演でフライングゲットすることができます。
一般発売日は8月1日ですが、ご予約くださった方には限定のポストカードをプレゼント致します♪(そして少しだけ早くお届けする予定です)

予約は上記のBASEで承ります。
通常盤のCD以外に、限定動画とシールが付属する「応援パック」もご用意いたします。
今回クラウドファンディングなどは使用せず、貯金を切り崩し自費で制作しております。
今後の活動を応援してくださる方は、応援パックでご支援いただけると大変嬉しいです。
(ライブ会場では応援パックにファイルが付いて¥6,000で販売いたします。)
ご検討どうぞよろしくお願い申し上げます。

Special thanks

ピアニスト 正住真智子さん
カメラマン 進藤綾音さん
サウンドエンジニア 齋藤峻さん
アシスタント 田川めぐみさん
デザイン 要田詩織さん
解説 加藤元章さん

CDのブックレットには、私の師匠であり世界的なフルート奏者の加藤元章先生の書き下ろしの解説が掲載されています。これを読むためにCDを購入してもいいかもしれない、というぐらい素晴らしい文章を書いてくださいました。

せっかくなのでこちらでは、私が簡単に曲の紹介をしたいと思います。CDが届くまで、読んでワクワクして頂けたら嬉しいです♪

収録曲の紹介

1.セシル・シャミナード(フランス1857-1944)
星のセレナードOP.142
C.Chaminade / SERENADE AUX ETOILES,OP.142
(Track1) 5分

フランスの作曲家・ピアニストで、出版作品と演奏活動によって、経済的に自立した最初の女性作曲家といわれています。
伝統的にサロン歌曲の作品を多く作曲しましたが、器楽曲や、少ないながらもソナタ形式を踏んだ作品をいくつか作曲した点で、当時としては異色の女性作曲家であるともいえます。
また当時「女性らしい」とみなされたいくつかの特質(繊細さ、柔和さ、優雅さetc..)が戦略的に強調されているのも特徴です。

『星のセレナード』はCDのタイトルにも採用した曲です。フルートの高音域がキラキラと輝き、それをピアノの優しい音色が包み込むとても美しい一曲です。

2.ジュール・ムーケ(フランス1867-1946)
パンの笛OP.15
J.Mouquet / LA FLUTE DE PAN OP.15
(Track2.3.4) 14分

パリ音楽院で学んだムーケは、のちの1913 年にパリ音楽院の和声学の教授に就任しました。

『パンの笛』の1楽章は、コンクールなどで演奏される機会が多い作品ですが、私は昔から2楽章が大好きです。
3楽章全てに詩がついており(ブックレットに加藤先生の訳を載せました)軽やかながら物語性を感じる一曲です。

3.シャルル・カミーユ・サン=サーンス(フランス1835-1921)
ロマンス OP.37
C.C.Saint-Saëns / ROMANCE OP.37
(Track5) 6分

フランスの作曲家・ピアニスト・オルガニスト・指揮者として活躍したサンサーンス。
ガブリエル・フォーレ、モーリス・ラヴェルは彼に作曲を学んでいます。

『ロマンス』はその名に相応しく、終始ロマンティックな雰囲気で音楽が流れていきます。
和声が大変美しく、正住さんと演奏するたびにうっとりしていました。

4.カミュ・ピエール(フランス1885-1948)
シャンソンとバディヌリ
P.Camus / CHANSON ET BADINERIE
(Track6) 6分

カミュは詳しいことがなかなかわからない作曲家です。収録するにあたって加藤先生が改めて調べてくださったのですが…。結果はぜひCDのブックレットでお確かめ下さい。笑
ゆっくり歌う前半と、音符が駆け巡る速い後半という作りは当時の流行(試験曲にも多い形)です。

5.ポール・タファネル(フランス1844-1908)
アンダンテ・パストラルとスケルツェッティーノ
P.Taffanel / ANDANTE PASTORAL & SCHERZETTINO
(Track7) 6分

『17のメカニズム日課大練習』という遺作を残しこの世を去ったタファネル。基礎練習といえばこの本、と言っても過言ではないほど世界中に浸透しています。

こちらの作品もカミュ同様、ゆっくり→はやいという流れの作品で、日本のコンクールでもよく課題になっています。そのせいでコンサートでは取り上げにくかったりもしますが、音楽的に見ても素晴らしい一曲だと思います。

6.フィリップ・ゴーベール(フランス1879-1941)
ファンタジー
P.Gaubert / FANTAISIE
(Track8) 6分

革新的な作曲家ではないものの、新しいものへの興味はあったとされるゴーベール。
『ファンタジー』と名前のつくフルートの作品は本当にたくさんありますが、ゴーベールのそれは心があたたまるような雰囲気があるなと思っています。

7.シャルル=マリー・ヴィドール(フランス1844-1937)
組曲 OP.34
C.M.Widor / SUITE OP.34
(Track9.10.11.12) 18分

サンサーンスとも仲が良かったヴィドール。
ピアノ伴奏がオルガン弾き特有の動きを見せ、特に『組曲』の4楽章は非常に華やかに終わります。
聴きながら、頭の中でオルガンの音色に変換してみるとまた違う側面が見える気がして、私は好きです。

以上、簡単なCDの紹介でした。
発売をどうぞお楽しみに♪

岩崎花保

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