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【おしまいnote】7_おしまいのーと。のおしまいに

●率直な感想

製作期間3年と長かった。
本当に、ラノベの新人賞投稿を辞めて、とにかく一つ、自分の全身全霊の作品を作ろうと思ってできたのが「おしまいのーと。」で、いろいろと歪な部分があれど、なんとかやりたいことを詰め込んで、一つの作品に収めた。
ウディコン提出期限が近づくとなかなか完成できず焦り、「なんとか完成させる」と目標を立て急いで完成させた。そこらへん、自分の計画性の無さが露呈したが、完成させたことにより色々な問題を再確認できたのは良かったと思います。
加えて、ウディコン提出後はたくさんの評価、実況プレイ等していただきありがたい。いろいろな事を辞めたりして、その果てにできたのが「おしまいのーと。」なんで、進んだ先には得るものがあって良かったです。

●振り返りプレイ
このnoteを書くにあたり「おしまいのーと。」を再度プレイしました。
なんというか……いろいろな意味でエグいなぁと。
思い出したのですが、今作「おしまいのーと。」は一つ一つの出来事に重みを持たせるようなつくり……を目指していたと思うんです。ヨウカのツキミへの気持ちとか、本編にはあまり関わらないのですが、ヨウカの義父の宿木正太郎への気持ちとか、全部含ませておいて物語が進んでいました(全部が全部最初から考えられていたワケではないんですが)。いわゆる「伏線」というヤツですが、過去がつながってしまう恐怖と、姉妹のつながる幸せ――寄生木のようにつながる物語をホラーとして、はたまた姉妹の成長物語として楽しんで頂けたなら幸いです。

●おしまいのーと。を最後までプレイしていただいた方々へ
全END、もしくはEND.CとEND.Fをクリアした方へ。
この物語には二つのトゥルーエンドが存在します。
真実は二つ。
END.CとEND.F。この二つがどん詰まりでない、未来へ続くルートへとなっています。
END.Cがおしまいのーと。の物語の終わりであり、すべての真実が明かされて、弱ったリョウと共存していく結末です。
そしてEND.Cは、すべての真実は明かされず、ただ問題となったリョウが消滅する結末です。
真実が暴かれることが正しいか、隠されつつも困難を乗り越えられれば十全か。
その良し悪しは神のみぞ知るものです。
この2つのENDの分岐によって「ツキミにリョウが吸収された世界線」「ツキミになにも吸収されていない世界線」二つの世界線に分かれます。
このうち「ツキミになにも吸収されていない世界線」は「オカルトノート」に続く世界となっています(オカルトノートはこのおしまいのーと。の世界を基にしつつ、一部設定が変わっている世界です)
いつか「ツキミにリョウが吸収された世界線」、つまりは「牢-RAW-」から「おしまいのーと。」に続く正統ルートの物語も作れたらなーとも思いますが……現時点でも時系列がメチャクチャになってて作者もよくわからん状況になってるんで……

こまけぇことはいいんだよ!!

というわけで、ややこしい時系列の話は置いといて、単純にゲームとして、物語として、これからも続く(かもしれない)戎野家の物語を遊んでいただけたら幸いです。

現在は「おしまいのーと。」と少しずれた世界線の「オカルトノート」を計画中ですが、また時間があればまた戎野家の物語もできたらいいなと思います。作るとなるとまた大変になるんですが……
どちらにせよ、またゲーム制作がんばるぞ!! ということで。

●謝辞
すべてのプレイヤーに。
すべての実況プレイヤーに。
評価、レビューしていただいた方々に。
ありがとうございます。

あんまり作者が出しゃばるのはアレかと思ってあんまり反応は示さんのですが、いろいろ見ていたりしています。作品はいいも悪いも評価されることで研ぎ澄まされるモノです。
改めてありがとうございます。

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