【おしまいnote】6_最終考察「おしまいのーと。」
※ここからは「おしまいのーと。」本編のネタバレになります。未プレイの方はプレイしてからの閲覧を推奨します。
・ヨウカの初恋の人はだれか?(END.1と過去がヒント)
END.1から初恋の人→ファーストキスの相手というのがわかります。
ゆえにヨウカのファーストキスの相手が分かればいいんですが、そんなシーンは果たしてあったのか?
明確には表現されていませんが……
ヨウカが琵琶湖で溺れたとき、ヨウカは“おじさん”こと宿木正太郎に助けられます。
溺れた人間を助ける方法とは?
もうわかりますよね?
女の子が主人公ということで、こういう甘酸っぱい話も詰め込んでいたりします。
なぜ小学生のとき一人称が“ぼく”だったヨウカが“わたし”と一人称を変えたのか。
初恋を経て、女の子らしくなったからです。
……まぁ、義理のお父さんへの恋心はもちろん叶わず、しかし、新しいお父さんとは仲のいい家族として過ごしていきました。そういうヨウカの過去の物語でした。
・なぜ押し入れが隠されていたのか
こちらは裏設定といいますか。
このおしまいのーと。には“リョウ”とは別の怨霊が存在した。
その怨霊の正体は誰か?
それは電話帳にしっかり明記されています。
そう、“父”です。
ヨウカの本当の父です。
ヨウカの本当の父(茉莉)はヨウカと離婚後、酒におぼれてアルコール中毒で亡くなります。
怨霊となった父はヨウカの家へと向かい、そこで心霊現象を起こします。
心霊現象はおもに押し入れで起きたため、ヨウカの母は押し入れを封印することに(怨霊の正体は分からずに)。
ヨウカの父の怨霊はそのとき押し入れの中で封印されます。
(この父の怨霊はリョウと同じような存在、ヨウカの力の影響によって生み出されたもの)
その後、2018年、リョウが現れ、その影響によって押し入れが開けられます。
そのときヨウカの父の怨霊も解放されるのですが、年月が経ち、リョウほどしっかりとした存在はありませんでした。
ただ、ヨウカに助言をすることしかできませんでした。
はて、ヨウカの本当の父の霊はどこに出てきたのでしょうか? と思った方が多数かと思います。
これは分かった人いないかなぁ。
実は最後の両親の部屋で何度も“父”に電話をかけると……
・宿木の謎
さて、提示されていた2つの謎は解けましたが……
ここでもう一つの謎、“宿木”というヨウカの苗字の謎を解き明かします。
前作「牢-RAW-」の戎野家から、今作「おしまいのーと。」は同じ戎野家の血も引いていますが、新たに宿木という血が混じります。まぁ、ヨウカにとっては苗字が「宿木」に変わっただけなのですが。
「宿木」という苗字を付けた理由は結構単純で、実はぶっちゃけますと、このおしまいのーと。は「牢-RAW-」の正統続編みたいになってますが、そもそも牢の続編なんて考えられていなかったんです。そこからいろいろあって「牢-RAW-」の続編を作ることになり、主人公はー……女の子にしようということで、戎野マサトの遠い親戚、というのをでっちあげて、宿木家というのを新たに設定したんです。
要は“とってつけた”ような設定、ということで。
宿木(ヤドリギ)という名の植物がありますが、これは寄生木とも書き、生えている木の枝に寄生して成長する植物です(ポケモンのヤドリギのタネですね)。その寄生木=宿木のように、牢の設定に寄生するように作られた物語……だから、宿木家、という風になってるんです。
で、その宿木家の主、ヨウカの義父、ツキミの父である「宿木正太郎」について。
この人については、なんの裏表もない人物、かと思われますが……
どういうワケか、僕の処女作「属・ポンタの冒険」の主人公として出ているんですよね。(名前は違いますが、姿は同じ)
これは意図的に同じ姿にしています。
さて、宿木正太郎、もとい属・ポンタの冒険のポンタ……とはいったい誰なのか?
まぁ、この謎については別にどうでもいい話なんで……うん、知らぬが仏ということで、尻切れトンボで終わらせていただきます。
以上、おしまいのーと。の3つの謎についてでした。
これ以外に謎はないとは思いますが……もしどーしても気になる謎がありましたら作者カッパ永久寺に尋ねてみてください。
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