見出し画像

地方自治とは:2

 漁師町を歩く。護岸で覆われた漁港から一番近い家までどれ位の距離だろう。水際から家屋までの距離は歩いていける範囲だ。
町は高台となる国道から海へと下って行く市道を軸として巻き貝の様に階段状に家が隣立している。隣家との間は手押し車を押して歩けるくらいの間隔しかない。昔からそこに暮らして居るのだからそれを一律に広くすると言うわけにも行かないだろう。

 最近の建築様式、間取りで建てられた家も勿論あるのだが年期の入った縦に長く奥行きの深い家屋も目立つ。平野部とはまるで異なる町のつくりに

なっている。海と共に暮らしてきた町の姿がある。
ただ漁師町、港町ならではの簡単には変えられない町の形には防災面での課題もある。台風や地震、津波などの自然災害も然る事ながら、一番懸念されるのは火災への備えだ。
避難行動と消火活動が同時に敏速に行わなければいけない。野次馬や心配して駆けつける車両の遮断。
既にそのあたりのルールと手順は決められいるとは思うのだが外の者には見えない。
夏になると近くまでイルカがやってくると言う海の見えるカフェで

昼食をとった。

ほんとうちの街にはざっくりと
山と海に二分される生活があるんだな。勢力争いと言う訳でもないが元々一市二町がくっついた街。それなりのせめぎあいは存在する。 賢く仲良く助け合って行きたいものです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?