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時間の使い方について

我々は、「ダラダラ」過ごすために、他のことを限られた時間で片付けようとしている、「ダラダラ」は、僕らが人間らしく生きていく上での、必要不可欠な時間なのではないかというような話を前に書いた。

いろいろとやりたいことがある中で、「ダラダラ」過ごすことは、贅沢なのかもしれない。「オン」「オフ」の切り替えなんて言い方もするが、「オン」ばかりでも、電池切れを起こすし、「オフ」ばかりだと、「オフ」のありがたみがわからなくなる。

そういう意味では、双方のバランスが重要なのであろう。で、バランスの取り方は、人それぞれに最適な配合というものがあるような気がする。

昔々、僕が新卒でサラリーマンになった頃、銀行は完全週休2日制ではなかった。たしか、当時は第2土曜日だけが休みで、その後、86年に第3土曜日が追加、89年になって初めて完全週休2日となった。

当時は土曜日が休みというのが、とても得をした気になったものであるが、そういうのにはすぐに慣れてしまう。

今だと、週休3日くらいがちょうど良い。2日くらい働いて、1日か2日くらい休むという感じであろうか。逆にまとまった長期休暇というのは欲しいと思わない。何をやったら良いのか、始末に困るからだ。それであれば、半日くらい仕事をして、残り半日はオフにするという方が嬉しい。

9月19日からの週は、祝祭日の関係で、営業日が3日間しかない。ちょっと私的な用事があり、水曜日から2泊3日で家を空けることになる。この間にも、チョコチョコした仕事の用事はあるのだが、パソコンとWi-Fi環境さえあれば、ある程度は対応できる。自宅以外の場所で、気分を変えつつ、ちょっと仕事をして、余暇は気晴らしをする。

「ダラダラ」とまではいかないが、十分に気分転換はできる。定年退職でもし、年金生活者になり、「毎日がオフ」になったら、たぶんヒマを持て余して困り果てると思う。「たまにオン」「たまにオフ」だから、オフのありがたみを味わうことができる。

オフをつくるために、オンの時は、一生懸命に集中力を発揮する。何事もメリハリが大切である。


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