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【ユニクロ国内初】自社工場生産

みなさん、こんにちは

大槻亮太です。

ユニクロを展開するファーストリテイリングが、都内に初の自社工場で生産し流通しています。

ファーストリテイリングはここ数年、「情報製造小売業」という言葉のもと、そうしたビジネスモデルの実現を目指しています。

その一環として、有明本部内に巨大撮影スタジオやカスタマーセンターを新設。
商品企画から販売までの一連の流れのうち、多くの工程を集約・ワンストップ化し、「全てがここで始まり完結する」仕組みを整えたのです。

ただし、生産だけは例外。
中国や東南アジアの取引先工場で生産の多くを行っています。

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そこで、有明本部からほど近い東雲でニット工場を稼働させたのです。

東雲工場で量産はできないが、メリットは多いです。

海外での量産に移る前に生産工程に無駄や不具合がないかを検証し、そのノウハウを海外工場に横展開。
東雲で少量生産した商品を近隣店舗でテスト販売し、反応がよければ海外工場で大規模生産。
日本国内で売れ行きがよくて不足しそうな商品の早期の追加生産。

といった具合です。

ファーストリテイリングが生産工場の株の過半を持ち、子会社とするのはこれが初めてとのことです。
生産ノウハウを蓄積するのが目的なようです。

生産から販売のすべての工程を自社内で完結できる企業はどの業界においても少数ですが、実現すればかなり強みになります。

もちろんそれなりにリスクを伴いますが。

Take a risk.
成功の原理原則ですね。

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