【Blogにはない】ニュースレター始めて感じた6つの魅力
ご安全に!
Twitterやnoteで主に自動車業界の情報を発信しているカッパッパと申します。
5月末から毎週自動車業界のイマを伝えるニュースレター、「クルマのイマを伝える モビイマ!」を始めました。
おかげさまで購読者も徐々に増え、開始して1ヶ月も経たないのですが、400人を超えました。ありがとうございます。
ニュースレター、自分にはぴったり合っているようで、どハマりしています。書いていてものすごく楽しい…
なんとかこの楽しさをみんなに伝えられないか、こんな思いから筆を取りました。
ニュースレターにはBlogやTwitterとは違うコンテンツ発信の魅力があります。
今noteを含め、文章で情報発信している方で
「なんかしっくり来ない」
「より読者にダイレクトに届けたい」
「新しい発信方法を試したい」
という思いを持っておられたら、ニュースレターぜひともチャレンジしてみませんか?
そもそも「ニュースレター」って何?
簡単にまとめると「個人のメールアドレスに届くコンテンツ記事」です。
「メルマガと何が違うねん」と思われるかもしれません。
私が登録しているニュースレターのプラットフォーム「theLetter」の代表濱本さん曰く
1通で読了できるオリジナルコンテンツで、それ自体に価値を持たせたものをいわゆるニュースレターと捉えています。一方、単純に1週間の更新情報をまとめたものやマーケティング的なご案内など、ウェブメディアの数字の改善のために送っているものは、メールマガジンという捉え方をしています。
メールマガジンでいえば、有料で登録する「夜間飛行」といった発信メディアもあるのですが、「基本はテキストだけ、かつ著名人のみの発信」なのでニュースレターとはちょっと違うのかなと。
自分の実感としては、「noteのような写真や動画を埋め込んでデザインも優れた記事を個人のメールアドレスに直接届ける」メディアがニュースレターです。
このニュースレター、書き手としてすごくやっていて楽しい。始めた中で感じた魅力6つについて熱く語っていきたいと思います。
①読者と直接繋がることができる
ニュースレター、1番の魅力、それは「読者と直接つながっている」感覚です。
BlogやnoteやTwitterでは、基本的に不特定多数に向けて情報は発信されます。もちろんフォロワーがいるので、特定の人に届くのかもしれませんが、読まれるかどうかは未知数です。PVやインプレッションでどれだけ見られたのかはわかるのですが、実際に出してみるまではどれだけの人の目に留まるのかは事前にはわかりません。
しかしニュースレターは違います。
ニュースレターは読み手がメールアドレスを登録し、配信されるメディア、すなわち能動的に「この人の記事が読みたい」として登録します。そのため、記事が読まれる可能性が非常に高く、確実に読者に届く安心感があります。「theLetter」でのニュースレターの開封率は平均65%。(モビイマ!もそのくらいです)。登録者数が400人とすると、約270人の人に届いて読んでもらえる。読者に「直接情報を伝えられる/読まれる感覚、安心感」はBlog、Twitterにはないニュースレターの1番の魅力だと思います。
②好きな文量で書くことができる
普段はTwitterで情報発信をしているのですが、ご存知のとおり、上限は140字。伝えたいことがあるなら連ツイで語れば良いんじゃないかと思われるかもしれませんが、そこまでして見てくれる人は果たしているのか。そして文脈は切り取られて読まれがちです。
noteを書くにしても、短すぎると読まれないんじゃないかと、ある程度の文量を持った内容でないと私は書くことができません。
その点、ニュースレターはトピックについて、好きな文量で書くことができます。私のニュースレターではクルマのニュースのまとめ、コメントをするのですが、とあるニュースは500字、とあるニュースは1行だけと書きたい内容分だけ発信しています。
書きたい内容を書きたい文量で。量を気にせずかけることで、アウトプットの幅が広がったと感じています。
③コンテンツに集中できる
不特定多数に発信するBlogやTwitterでは読まれるため、いくつかのテクニックや書き方を意識する必要があります。BlogでいえばSEOに応じたWebライティングがいい例ですが、「この形式に当てはめて書く」ことが読者を伸ばす要因になります。バズるためのタイトルや写真の入れ方についても考えなくてはいけません。(この記事もその意識で書いています)
しかし、ニュースレターでは、「読者が自分のコンテンツに興味を持ってくれて登録していること」「確実に読者の手元に届くこと」から、そうした書く上でのテクニックがさほど重要ではなくなります。
その分、実際に書くコンテンツの内容に集中することができます。自分の場合、内容の密度、また書くスピードも体感で3割くらい上がったと感じています。
④点ではなく線で伝えられる
ニュースレターは定期的に発信されます(モビイマ!は現在週2回での配信)。そのため、ニュースレター間での繋がり、一貫性を持ち、コンテンツを点ではなく線として発信できます。
これはすごく重要なことだと感じています。Blogやnoteでも記事は基本的に単品。前後を読んでくれるかは未知数。Twitterでは前後の文脈が切り離されて語られがち。しかし、ニュースレターは定期購読であり、前の記事を読んでいる前提で読者にコンテンツを提供できます。ニュースレターは書き手のメッセージを読者に線として伝えられるメディアなのです。
⑤アウトプットが習慣化される
ニュースレターは定期配信が基本になります。そのため、決まった頻度でコンテンツを作る必要があります。Blogやnoteは思いついたら、書くことが多く、発信の頻度が変わりがち。更新がされなければ、久しぶりに発信したとしても読者に届かないことも多いでしょう。
私がニュースレターを始めてからは毎日朝30分ほど各コンテンツを作る時間にして習慣化が進みました。
「締め切りがある」これが人によって合う合わないがあるかと思うのですが、怠け癖のある自分は一定の期限があった方がよく、アウトプットが習慣化されることで、コンテンツ発信量(密度も)が大きく向上しました。
⑥購読者が伸びていく喜び
これはどのSNSにも言えることですが、購読者数が増えていくのは非常にうれしいです。ニュースレターはnoteやTwitterのフォローに比べ、「メールアドレス登録」とハードルが高い。発信を通じて、購読者が増えていく楽しみ(しかもモビイマ!は今のところ解除は「0」)があります。
私の場合、ちょっとSNSで宣伝しすぎかな感はあるのですが、ニュースレター書いていて面白く、コンテンツも充実している(自画自賛)なので、より多くの人に読んでもらいたい。初めて1ヵ月経たずに400人突破という購読者の伸びは本当に励みになります。
おすすめのニュースレター
ここまで読まれた方でニュースレター気になった方、登録は基本無料なので一度登録してどんな内容なのか覗いてみてはいかがでしょうか。
カッパッパおすすめのニュースレターを3つ紹介します。
カッパッパがニュースレターを始めるきっかけになったエルモさんのMarketing Media Lab。
マーケティングに関する情報を発信して、内容が充実しすぎ。これ無料で良いの?と1回あたり1万字近い文量がある。
マーケティングは情報発信する人は誰でも知っておくべき知識だと思うので、万人にお勧め。本当にコンテンツ力高い。
なお、カッパッパの「モビイマ!」のコンテンツ構成はほぼMarketing Media Labのパクリです。
有料化もされているなつなつさんのBeauty Science News。
テーマは「美容」でわたしの興味のある分野ではではないのですが、ニュースレターの構成や書き方、SNSでの発信の仕方が非常に上手く、運営面の参考にしています。
内容も素人目に見て、ものすごく作り込まれているのがわかる…
ニュースレターを学ぶ、また美容に関心のある方はぜひとも購読したいニュースレターです。
また企業発信のニュースレターになりますが「Strainer」もおすすめ。
平日の毎朝届き、毎回3トピックを紹介。なんといってもオシャレ。カッコいい。トピックの選び方も秀逸。3分で読めるので忙しい方も大丈夫。誰にでもおすすめできるニュースレターです。
また手前味噌ですが、わたし、カッパッパのニュースレター「モビイマ!」もかなり充実した内容になっています。
「モビイマ!さえ読めばあなたも自動車通‼︎」
クルマの最新ニュース/トレンドをわかりやすく解説。おすすめレポ、本を紹介。クルマに関心のある方はもちろん、知識のない方でも楽しめるコンテンツになっています。ニュースレターの構成の参考にもなると思うので、気になった方はぜひご登録を!
ニュースレターを始めるには?
現在ニュースレターを始められるプラットフォームはそれほど多くありません。
カッパッパの発信しているニュースレターは「theLetter」を利用しています。
こちら、theLetterは
①エディターが書きやすい
②デザインがきれい
③運営のサポートが細かい
④基本的な分析ツール付き
⑤書き手支援が厚い
⑥日々改善されていく
とかなりいいことづくしなのですが、正式サービスローンチ前でウェイティングリストへの事前登録制で始める形です。
theLetter、独自の機能でニュースレターでアンケートが取れるのですが、モビイマ!では、これを利用してクイズのコンテンツにしています(気に入っている)
今回、ニュースレターを書こうと思った方はtheLetter、ウェイティングリスト申請してはいかがでしょうか。
また英語にはなりますが「Revue」というプラットフォームでも配信可能です。こちらはTwitter社が買収しており、今後Twitterで購読ボタンもつけれるようになる注目のプラットフォーム。
英語なので少しハードルが高いですが、今すぐ始めたい方はこちらにトライもありです。
読み手/書き手双方に、BlogやTwitterにはない独自の魅力を持ったメディア、ニュースレター。まだ日本ではまだ浸透しておらず、これから間違いなく伸びてくるメディアになると思っています。
みなさんも一足先にニュースレター始めてみませんか?